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渡「目黒、お前は気づいたんだな。」
目「…まあ。」
さっきから口数の少ない目黒。
翔太の言葉に、視線は下に向けたまま不貞腐れたように返事をする。
渡「言っただろ、前に。あいつは手強いって。」
やけに鋭い視線を目黒に向ける翔太が、そう言うとふっと笑う。
渡「…諦めるなら早いほうがいいと思う。」
翔太のその言葉に目黒が下に向けていた視線をバッと上に上げた。
目「…俺は翔太くんとは違うんで、逃げないっすよ。」
渡「は？」
目「Aさんが誰が好きだろうと関係ないです。真っ正面から突っ込みます。」
渡「…突っ込んだってあいつが振り向かなきゃ意味ないだろ。」
目「でも追いかけ続けなきゃ振り向いても貰えないですよ。」
…あれ、もしかしてこれ修羅場？
そう思わざるを得ない尖った空気を作り出す2人。
俺の隣に座るラウールもどうしようとソワソワしてる。
目「まあ他の女で誤魔化してる翔太くんにはわかんないでしょうけど。」
渡「目黒、お前、」
舘「まあまあ2人とも、」
険悪な雰囲気になったところで舘さんが2人の間に入った。
それによって少し緩んだ俺らのテーブルの雰囲気。
周りでは、他の客がザワザワと騒いでる声が聞こえる。
ラ「Aさんって罪な女だねー。」
再び静かになった俺らの空気を裂くように、ラウールがそう呟く。
ラ「あぁでも、そんなAさんを振り回してるっていう男の人が一番厄介か。一体どんな人なんだろう、」
ラウールがブラブラと足を揺らしながら、
そう言うとちゅーっとジュースをストローで吸った。
…確かに。どんな人なんだろう。
Aちゃんって恋愛で誰かを追いかけてるイメージがなかったな。
どっちかというと追われるタイプだと思ってたし。
ラ「会ったことないの？翔太くんと舘さんは。」
渡「ない。」
舘「うん、俺もないよ。」
ラウールの質問に2人とも首を横に振る。
ラ「へぇ。どんな人なんだろー、」
もう一度そう言うと、ラウールは無邪気な笑みを浮かべた。
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こゆき(プロフ) - 凛華さん» コメントありがとうございます！需要ありますか！私も目黒落ち書きたいなーと思ってるので本編終わったら書いてみますね、ありがとうございます！ (2020年4月25日 22時) (
レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
凛華(プロフ) - 余力があれば！目黒落ちもお願いします★需要あります…！コメント失礼しました。いつも楽しく読ませて頂いてます(^^)これからも楽しませてください (2020年4月25日 1時) (レス) id: 8c58893707 (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - うたさん» コメントありがとうございます！ふっか動きましたねー、これからをお楽しみにしていただけたら嬉しいです！ありがとうございます、私のペースで頑張ります！ (2020年4月22日 23時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - コメント失礼します。ふっかさんどうするんだろうって思ってたんですが、動き始めておおお！となっております！！これからもこゆき様のペースで更新がんばってください(^^) (2020年4月21日 18時) (レス) id: ac1778f4fd (このIDを非表示/違反報告)
こゆき(プロフ) - milkmilkmilk723さん» ふっか、ここからどんどん動きますよー！笑 今後もよろしくお願いします！ (2020年4月21日 16時) (レス) id: 0585c4282d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆき
| 作成日時：2020年4月8日 14時
