60話 ページ17
鯉月「狒々様！！」
傷だらけの狒々に駆け寄る
鯉月「狒々様！狒々様 !! 」
揺さぶるが反応は返ってこない
鯉月「…っ………！まだ、息はしてる…」
口元に耳を近づけ、呼吸を確認した鯉月は、傷の具合を見ていく
傷は、切り傷ばかりだが、あまり深いものはない
鯉月「……毒………かな…？」
散歩中に見つけた薬草を軽くもみ、傷口に当てていく
鯉月「もっと採ってくればよかった…」
解毒作用のある薬草は、少ししか採ってこなかったため、浅い傷の中でも比較的深そうなところを中心的に当てていった
鯉月「あとは…」ﾊﾟｧ…✧*。
完全に解毒をしきれたわけではないが、いくらかマシになるように力を使っていく
呼吸が先程に比べ、確認しやすいまでに回復したことを確認し、他の者たちも診ていく
鯉月「っ……」
しかし、狒々以外のものは皆、事切れてしまっていた
鯉月「ぁ、そうだ」
風呂場に桶があったことを思い出し、水を汲みに行く
その後、きれいな布を何枚か拝借し狒々のもとに戻った
鯉月「……狒々様」
傷口を優しく拭う
鯉月(もっと早く戻ってくればよかった…)
風呂場に行く途中に見つけた、救急箱から消毒液を取り出し、傷口にかける
軽く拭いたあと、ガーゼを当て包帯を巻いた
・
・
本家
リクオが総会で牛鬼の件を裁き終えた後
襖の方をチラチラと見ながら落ち着かない様子の鯉伴
ぬら「どうした、鯉伴」
鯉伴「……鯉月の奴…遅くねぇか」
ぬら「ふむ……たしかにな、狒々もまだ来とらん」
鯉伴「……」
ぬら「まぁ、大丈夫じゃろ。さっき三羽鴉が飛んでっとったからな」
鯉伴「そうか…」
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琥珀(プロフ) - まなぽんさん» ありがとうございます！ゆっくりではありますが、書いていきますので何卒((*_ _)) (2021年4月27日 23時) (
レス) id: cf9df224b8 (このIDを非表示/違反報告)
まなぽん - とても素敵です！ありがとうございます(*´-ω-))ﾍﾟｺﾘ。 (2021年4月16日 22時) (レス) id: 89e9e36438 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - たまごボーロさん» よかったです(*´-`) (2020年8月11日 21時) (レス) id: 4892fbb03e (このIDを非表示/違反報告)
たまごボーロ(プロフ) - 直りました！ありがとうございます！ (2020年8月11日 21時) (レス) id: c5a7976f82 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - たまごボーロさん» ご報告ありがとうございます。少し修正してみたのですが、如何でしょうか？ (2020年8月9日 22時) (レス) id: 4892fbb03e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琥珀 | 作成日時：2020年5月2日 17時
