第３２話 涙 ページ34
バシャッ
朝、水の音と火が消える音で目を覚ましたA
すると
亀「……」
貴「…おはよう、亀崎くん」ニコ
昨日の亀崎がいた
だがさらにもう一人、亀崎に似た子が
貴「基山くん、起きて基山くん」
ヒ「ん…どうかしたのか……？」
ゆっくりと体を起こし、二人の亀崎を見つめたヒロト
ヒ「えぇ！？二人もいる…」
亀「こっち」
そう言って亀崎達は走り出す
貴「もしかしたら出口を知ってるのかもしれないよ」
ヒ「行こう！」
二人も亀崎達を追いかける
しかしついたのは、森の中にあるグラウンド
そして成り行きでサッカー勝負をする事になったが
１７−０。思いの他強い亀崎達
そんな中で、ついにAがボールを取り、ヒロトが流星ブレードで点を決めた
貴「よしっ！」
途中だが、ここで試合は終了となった
ヒ「ありがとう、楽しかったよ」
貴「強いな君達」
亀「「ん」」
亀崎達のさした方向には、キュウリのなっている道
どうやらあれを辿れば森を抜けられるようだ
貴「それじゃあ帰ろうか」
ヒ「じゃあまた」
キュウリの道へ向かう二人
ふとヒロトが後ろを見ると
ヒ「あれ…？いない……」
亀崎達は姿を消していた
貴「どうかした基山く……あれ、亀崎くん達帰るの早いね」
ヒ「う、うん」
そしてキュウリの道を辿り、二人はようやく森を抜けた
貴「あ！宿舎見えたよ！」
ヒ「うん！さ、帰ろう」
貴「怒られちゃうだろうな、無断、外…泊だ……し…」
宿舎へ向けて歩き出す中、Aの様子がおかしい
足を止めたAを不思議に思いヒロトも足を止め、隣を見ると
ヒ「え……」
Aは、泣いていた
ヒ「ど、どうしたんだい吉窪くん！？」
貴「どうした、って…？」
ヒ「だって、泣いてるじゃないか……」
貴「泣いてる…？」
Aが自分の頬に触れると、確かに今も流れ続けている涙
貴「……ははっ」
ヒ「吉窪…くん……？」
今度は静かに笑い出したAに、ヒロトは余計に心配になる
貴「先…帰っててくれ……」
俯き、目は影で隠れているが、口元は笑っている
そしてヒロトにそう告げ、反対方向へ走り出した
ヒ「えっ、よ、吉窪くん！！？」
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クソ川(プロフ) - いえいえ！お互いに頑張りましょうね(^^)v (2017年11月8日 19時) (
レス) id: e3d5620082 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - クソ川さん» 面白いと言って頂けて嬉しいです・・・！！その言葉だけで頑張れますっ！！！コメントありがとうございます♪ (2017年11月8日 19時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - マシマロ王子♪さん» ありがとうございます！これからも応援してます！頑張って下さい(*^.^*) (2017年11月8日 8時) (レス) id: 8abf6821cb (このIDを非表示/違反報告)
クソ川(プロフ) - この話し面白い(*´ー｀*) (2017年11月7日 21時) (レス) id: e3d5620082 (このIDを非表示/違反報告)
マシマロ王子♪(プロフ) - ノアさん» 無理に変えようとせず、自分らしい作品で頑張ります！！その方が書いてても楽しいし、その作品を面白かったと言ってもらえた時の喜びも大きいですしね♪これからも頑張ります！！！ (2017年11月7日 20時) (レス) id: 47c2b0a848 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシマロ王子♪
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/masipage/
作成日時：2017年11月4日 19時
