猫を助けよう ページ22
マス「はぁ…はぁ…!」
マステラは今までこんなに速く走ったことがなかった。
ましてやウミネコを抱えてなんて。
マス「…大丈夫…!?傷は…」
マステラは走りながら抱えるウミネコの傷を見る。
血は全く止まっていない。
ウミネコはもう鳴かなくなっていた。
マス「…!?えっ…しっしっかりして!!」
…ミ………
ウミネコはマステラを心配させたくないと思ったのか、微かな声を絞り出した。
マス「はぁ…!!良かった…!」
マステラが安堵したその時だった。
マス「あっ…!!びょ、病院あった!!」
赤十字のマークの横にウミネコのシルエットがある看板。間違いない。病院だ。
マス「もう大丈夫だからね!」
マステラは急いで中に入った。
マス「あの!このウミネコ…お願いします!!」
マステラは近くに居た女性に声を掛けた。自分の名前が書いてある名札に、白衣を着ていたからきっと動物医療関係の人だろう。
女性「…!?」
女性はマステラから手渡されたウミネコを見て絶句した。
女性「ちょっと!!どういうこと!?何故こんなになるまで…!!」
ウミネコを抱え、女性はマステラに怒鳴る。
マス「…ち、違います私が傷付けた訳では無いんです!!」
女性「じゃあどうして…!?」
二人でウミネコを見下ろす。ウミネコはヒュー、ヒューと、呼吸がおかしな音になっていた。
女性「…今は話してる場合じゃない、すぐに手術を!!」
女性「ククリム!!準備して!」
女性がククリムと呼ぶと、別に女性が現れた。おそらくこの人がククリムだろう。
マス「あ…あの!!」
マステラは思いきって声を掛けた。
マス「た…助かります……か?」
女性「それは分からない。このウミネコが…頑張ってくれれば…」
女性達は早々と奥の方に消え、
マステラだけが残された。
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ちゃまろ。 - ありがとうございます〜! (2019年10月20日 16時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - めっちゃ面白いです! (2019年8月23日 0時) (レス) id: cf65e5d56e (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - なんかバグって更新されてませんでした…すいません! (2019年6月16日 13時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - 更新めちゃめちゃ遅れましたすいません!! (2019年4月24日 0時) (レス) id: dc15b20d89 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃまろ。 - ありがとうございます…!!! (2019年3月19日 22時) (レス) id: 4a47a240b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゃまろ。 | 作成日時:2018年7月26日 18時