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変化 ページ20

怖い夢を見た


悟が私の元から去っていく


私は一人でうずくまって泣いていた


でもそこに温かい光がさして私は顔をあげる


「恵…」


そう呟いたと同時に目が覚める


「俺がどうかしましたか。」


突然隣から声がして勢いよく起き上がる


「め、恵…?」


「おはようございます、Aさん。昨日帰ろうとしたら寝惚けたAさんに袖掴まれて、申し訳ないとは思いつつ泊まらせてもらいました。」


そう言って頭を下げる恵


いやいや、頭下げたいのはこっちの方だよ


「いや、私の方こそごめん。むしろ私がごめん。」


掌を合わせて私が謝ると恵が私の頭を撫でた


驚いて顔を上げると


「よく眠れましたか。」


優しい顔をしてそう言った


「うん、ありがとう。大丈夫だよ。」


恵といると自然と安心する


もっと一緒にいたくなるというか


「ん?」


「?どうかしましたか。」


「あ、いやなんでもない…」


幼馴染だから…だよね


そんな疑問を浮かべながら


「とりあえずご飯食べよっか。」


私がそう言うと恵は、ご馳走になります、と言って頭を下げた


「何が食べたいー?」


キッチンに立ってそう尋ねる


「なんでも有難いですよ。」


そんな恵らしい返答に思わず笑みを浮かべる


「ほんと、恵はいい子に育ったね〜。お姉さん嬉しい。」


じゃあピザトースト作ろうかな


そう思いパンと具材を取り出す


「いつまでも子供扱いしないでください。俺もうすぐ高校生なんで。」


ごめんごめんと言って謝ると恵は思い出したかのようにあ、と声を漏らした


パンに具材を乗せながら不思議そうに首を傾げる


「高校と言えば、もうすぐAさんと同じ生活送りますね。」


「そっか、恵も高専来たら毎日一緒だもんね。私が恵の担任になったりして!」


興奮気味にそう言うと恵は小さく笑った


「まあ呪術師はいつ死ぬか分からないんで、気は抜けませんけどね。」


「恵はそうやってすぐ真面目に考える。」


「Aさんはもう少し真面目に考えてください。」


そんな会話をしながら出来上がったピザトーストを出し


いただきます、と二人で手を合わせてピザトーストを頬張る


「…すごい美味いです。」


「それなら良かった!私はこれから任務に行くけど、合鍵貸すから好きな時間に帰って。」


「あ、はい。ありがとうございます。」


Aが急いで準備をして出て行く


そんな中伏黒恵は


「…ほんと、無防備すぎ。」


心の中で葛藤していた

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ぽゆお - 面白い! (2021年8月21日 20時) (レス) id: 1ae4b37a35 (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - 苺ミルク飴さん» 嬉しい感想ありがとうございます!これからも地道に更新続けるので、よろしくお願い致します。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)
苺ミルク飴(プロフ) - すごく面白いです!とても好みの作品でした。お体に気をつけ、更新頑張ってください!続きを楽しみにして待っています! (2021年1月18日 18時) (レス) id: 7e42020719 (このIDを非表示/違反報告)
菜ノ花桜(プロフ) - ぽんさん» ご指摘ありがとうございます。見落としていました、申し訳ありません。 (2021年1月17日 15時) (レス) id: 99ef0c82f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:菜ノ花桜 | 作成日時:2021年1月17日 15時

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