窮鼠、猫を噛んだ。 (ページ25)

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セイヤside

【打ち上げ会場居酒屋】

[席順]

タヨ主あ
______________
テーブル
______________
オセソハ

主…すず
あ…あや
ハ…ハイカラさん

セ「そんじゃ～今日もお疲れっした～！乾杯～！」

全「乾杯～」

「いやぁ、今日は本当にお疲れ様でした！まさかあの大雨なのに虹がでるとは…！」

ヨ「そうね～あれはすごいと思う笑てかホント打ち上げ来てくれてありがとうね～楽しんでってな！」

何仲良く喋っとんねん。

なに隣に座っとんねん。

セ「………」

ほんっと腹立つわ。

そりゃシンノスケと俺とで比べたらシンノスケの方が勝つに決まっとるやん。

俺、勝ち目無いやん。

ソ「セイヤ、これ美味いから食べてみ？、」

セ「…」

ソ「セイヤ？」

セ「…」

ソ「セイヤ！」

セ「うるせぇ！！」

ソ「お前何言うてんねん。何がうるさいだよ。こっちは気ぃ遣って話しかけてんのに、うるせぇって。お前それは無いんちゃう？」

ソゴウが珍しく声を張り上げた。

セ「…」

俺は何も言えず、その場から立ち去った。

(何やってんだよな、俺。)

誰も止めてくれなかった。

もっと俺にコミュ力があったら

もっと俺が人の気持ちを考えてたら。

なんて後悔はもう遅い。

俺はいつもそうだ。

何かあってから後悔。

大体気づいた時にはもう遅い。

何も考えないで

後先考えないで無茶しちゃうから。