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次の日の放課後は、覚醒ラボへ行った。


律くんに…会うんだ。
なんだかなぁ…。
かれんとか雷さんの話とか、

あと、



『薄情なんだな』


「っ、」

あいつのあの言葉を思い出して、思うように足が進まない。
あの全部折り曲げたスプーンとかも知っちゃうと、気がひける。

「しっかりしろ、自分!」

ばか!中学生相手だぞ。



そう言って
ドアを開けると、すでにもう律くんの姿が。

そこには、密裏さんと、星野くんが興味津々に律君を見ていた。


「あ!!Aちゃん!やっと来た!
見て!影山くんがすごいんだ!!」

密裏さんが私を呼ぶと
律くんは「わっ」と喜んだ表情をして私のところに駆け寄ってきた。

「Aさん!僕、超能力が使えるようになったんですよ!」

こんな姿を見ていると、この前聞いた話なんか、全部嘘のように感じる。

でも、疑う罪悪感で、思ったように律くんの顔が見れない。



律くんは「いきますよ?」と言うと大量のスプーンを一気に宙に浮かべてみせた。


「え、まって、そんな、コントロール力まであるの?」

超能力を持ったばかりなのに
あまりのコントロール力の良さに驚いた私は
ようやくそこで律くんの顔を見ることができた。



と、あれ?


「律くん、顔、赤くない?」

そう言うと、律くんはすこし動揺した顔をした。


赤い、と言っても、頰が不自然に赤いのだ。
なんだか、見覚えがある。


「…エクボみたい。」


私がそう言うと、
律くんはぴたりと今度は動きを止めた。

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作品ジャンル:アニメ
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いお(プロフ) - めっちゃ面白いです! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 2c0f895578 (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - くるみさん» 前の作品から見てくださってありがとうございます!!!進度は遅いですが、まったりと気ままに見ていってください!! (2019年3月20日 1時) (レス) id: 60b6080b83 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - リメイク版嬉しいです!過去の小説何回も読み返して、更新はもうないかなぁって諦めかけてたので....... (2019年3月18日 23時) (レス) id: 31bc7fd2ed (このIDを非表示/違反報告)
もちぷにゃ(プロフ) - ブラピさん» 嬉しいです!!どんどん更新できるよう頑張ります! (2019年3月17日 18時) (レス) id: 3f692da79e (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2019年3月17日 11時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちぷにゃ | 作成日時:2019年3月9日 19時

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