第二十七話 沖田side ページ29
沖田side
退屈だ
何をやっても頭の中はずっと彼奴で埋め尽くされている
見廻りの最中にチャイナに会っても喧嘩をする気なんて起きず
むしろ彼奴がいなくなったことへの喪失感が増す一方だ
今日は、外に出ることすらもする気になれず、ずっと屯所の縁側に寝そべっている
外に出れば、きっとあるはずのない彼奴の姿を捜してしまう
山「あ、沖田隊長!隊長宛てに手紙が来てますよ」
沖「……手紙?」
どうせ俺の顔目当ての雌豚共が送って来たのだろう
山「この手紙、変なんですよ。送り主の名前が書いて無くて、住所はここで、つまり真選組の人間が沖田隊長宛てに出してるんです」
沖「はァ?」
可笑しな話だ
自分のとこの人間にそんなこと普通するか?
不審に思いながらザキからそれを受け取った
沖「…ッ!!」
よくある茶封筒
表に書いてある『沖田総悟様』という文字
丁寧で美しい字体
それは、
行方不明のAのものだ
無我夢中で中を取り出した
山「ッ!?ちょっと隊長!?」
そして、気づいたときには走り出していた
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みーこ - 更新ファイトです! (2019年4月28日 23時) (レス) id: 96eb7dd446 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - ありがとうございます。 更新頑張ります。 (2019年3月25日 18時) (レス) id: d8d2330064 (このIDを非表示/違反報告)
みーこ - めっちゃ面白いです!! 更新楽しみにしてます。 (2019年3月25日 16時) (レス) id: 96eb7dd446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年3月23日 17時