【ONE PIECE】殺人狼さんは問題児[part2] (ページ5)

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半ば無理やりAをダイニングからだしたナミ、ウソップ、サンジは再度定位置に座り、ルフィに向き直った。

「あれ？他のみんなは？」

そうルフィがいうと、ナミが答えた。

「他のみんなはダイニングから出ていってそれぞれ好きなことをやってるわ。」

「そうなのか！」とルフィはそれに返事をした。

次にウソップが質問した。

「なあ、ルフィ。失恋したってどういうことだ？」

ウソップの言葉に、「私もそれが聞きたかった！」とナミは言った。

ルフィは何ともいえない表情をし、言った。

「…多分だけどよ、Aの恋ってやつの説明が正しいのなら、おれはAが好きだ。」

そう言ったルフィは下を向いて言った。

「でもよ、Aも、シュンってやつにその恋ってやつをしてるらしいんだ。」

そう言ったルフィにサンジは夜の仕込みをしながら横目で言った。

「…つまり、Aは一足先に他のやつに恋をしていたっつーことか。」

「不運だな。」とこぼしたサンジに、ルフィは珍しくため息をついた。

「ま…まあ、それが現在進行形の恋どうかもわからないし、ルフィは頑張るしかないじゃないのか？」
「そうね！私達も全力で応援するわ！」

そう言ったウソップとナミにルフィは、「おう！わかった！よろしく頼む！」と顔をあげて笑顔で言った。

だが、ただ一人サンジだけは、複雑な顔をしていた。

(なんでAちゃんは、恋愛経験もあるのにあんなに鈍感なんだ？)

そんな考えは時がたつにすれて忘れていった。

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＿＿お前のせいだ。

＿＿＿お前のせいで……

＿＿＿＿『僕は死んだんだ。』＿＿＿＿

そんな声とともに、つらい思いが募っていく。
夢なら早くさめてっ…!!

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「ﾊｯ！」

そう言って目が覚めたA。

(これだから寝るのは嫌いなんだ。)

そう思いながら重い体を起こした。

(何年間、悪夢が続いているだろう。)

そう思うと、自然とかけ布団をギュッとつかんでしまう。

(ねぇ。私、何かヒドいことしたかな？私だけ幸せになっちゃダメ？)

そう思い、涙しそうになる。

(ねぇっ…あなたは誰っ!!)

考えるほど、謎めく悪夢。

気づいたらまた眠っていた。
悪夢は見なかった＿＿

daily end。