検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:5,789 hit

三島 円【10】 ページ40

ふっ、と目を覚ますと、外は暗くなり始めていた。

あ、奈津に電話しないと。

「ありがとう」

『うん、どういたしまして』

こう伝え合うことができた。

その後、

『てか、円くんってなおこのどこが好きだったの?』
?!
急に質問された。
電話の向こうにニヤニヤした顔の奈津の姿が思い浮かぶ。
「どこ…って言われても。」
『いーじゃん、いーじゃん。教えてくれても〜お礼だと思ってさ?』
「うぅん、優しいとこ?…あ、あと笑ってるとことか、あ、それに…」
『…そんなにいっぱいあったのね。』
一気に奈津の声のテンションが下がる。
何故だろう?
「しょうがないだろ?」
『まぁ、そうだよねぇ。…え?なに?夕食手伝え?お姉ちゃんがやってよぉ!あ、ごめんごめん』
なんだかお姉さんと話していたようだ。
「じゃあ切るよ?」
『うん、…あ!』
「ん?」
『これだけ言わせてね?』
「うん?なに」

『私、まだ円くんのこと、好きだからね。』

「え?!」
『じゃ』

切れた。
サラッと告白されたぞ?!

……え。
顔が熱い?

夏のせいだろ?

嘘。

………まさか僕が奈津をす……

「だぁ?!?!」

自分の声で脳内の桃色な考えを飛ばす。

夏のせい。

これは、夏のせいだ。

っていうか今年の夏って色々あったなあ。

楽しかった。

まぁ、まだまだ楽しむけどね。

クーラーを消して、窓を開ける。

多少虫が入ってくるが、気にしない。

僕は、窓から入ってくる夏の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。

これから起こりうる、

楽しい出来事を想像しながら。

まだ続く、

夏の、

僕の、

物語を、

感じながら。

あとがき(?)→←清水 奈津【10】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.7/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:夏休み , 恋愛 , 青春   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真心ピンク - おもろかったのにー (2013年11月30日 20時) (レス) id: be6c6e7e73 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - そっちは見なくていいよ!!あれ駄作なのだよ!むしろこっちも見なくてよかったってば(;д;) (2013年11月28日 8時) (レス) id: 0f743c1b14 (このIDを非表示/違反報告)
真心ピンク - 君のとなりでもみたよ (2013年11月27日 21時) (レス) id: 44078851f9 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ - (;Д;)?! (2013年11月27日 11時) (レス) id: 0f743c1b14 (このIDを非表示/違反報告)
真心ピンクに撃退されたギャル - 真心ピンクさん» 私が作ってあげる。 (2013年11月26日 19時) (レス) id: 97612d0610 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わかめ | 作成日時:2013年3月31日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。