騎士の国のお姫様【Knight A】２

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KnightAのみんなも私も頭が追いつかない。？しか頭の中にない状態。
ミサがミサじゃないってことなの？じゃあミサはいないの？ミサはずっと私に嘘ついてたの？


あ「ミサ、何で？ずっと私に嘘ついてたの？(´;ω;｀)」


96猫「あ〜、泣かないで下さいよA様！！これにはものすごく深い事情があるんです！私でよければお話ししますよ。あ、ちゃんとした場所がいいですよね！！」


ミサ「いや、あ〜、ここでは、嫌かな。」


96猫「では、ちゃんと警備も整っている皆さんが宿泊する予定の宿に参りましょう！！」


ミサ「A様、一緒に参りましょう。大丈夫です、悪い話、ではないです。」


あ「本当？私が嫌いで嘘ついてたとかじゃない？」


ミサ「もちろん違います。私が勝手にやってただけで。」


あ「ミサ、私のこと嫌いじゃない？」


ミサ「ええ、大好きです！！A様が私の一番の宝物ですよ。」


あ「やった！！」


ばぁう「ほれ、Aちゃんハンカチ貸してあげるから涙拭きな。」


あ「ありがとう！！」


96猫「あ、着きましたよ！！こちらです！！」


ゆきむら「宿というか館じゃね？」


96猫「他国のお偉い様が来た際に使っていただく建物ですので！！」


そうま「申し訳なさすぎる…。」


その建物は本当に大きくて広くて、談話室に案内されて96猫さんが紅茶を淹れてくれた。とっても美味しい！！

ミサと96猫さん、とても仲良しでなんだか羨ましいな。ずっとミサは、私のことを気にかけてくれてたからなんだか寂しい。



96猫「え〜、端的にいいますとミサ様改めミル様は家出少女なのです。元はですね、とあるめちゃくちゃえらい貴族のお嬢様でして…。」


ミサ「濁さなくていいよ。」


96猫「じゃあはっきり言わせてもらいます！！ミル様は、月の国の王族の血が通っておりまして、第四王女ですね。ですが元は普通の町娘でして、母君が亡くなられて王族の血が通っていることが判明して城に引き取られたという状況です。」


しゆん「は？じゃあお前、あの有名な天月様の妹？」


ミサ「…腹違いの妹というか、義理の兄妹。くそ兄貴のことはもう知らない。」


96猫「え〜っと、ミル様は天月様に大層気に入られておりまして、城に軟禁状態で大切にされていたのですが、空の国のまふまふさんとの婚約話を天月様が持ってきまして、ミル様は結婚願望はないと反論し、その後私が手を貸し、家出に成功。現在捜索願を出されていますね。」


ミサ「絶対に戻らないし。」

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