騎士の国のお姫様【Knight A】

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あの日から一週間くらい経って、私は向こうの国で演説というほどたいそうなことはないけど、国民の皆さんへの挨拶に行くことになった。
今日は、ばぁうさんが一緒についてきてくれている。ちゃんとしたドレスも着て、少し緊張。


男の子「あ、A様だ！！お母さん、A様だよ！！」


女性「ちょ、失礼でしょ…。」


あ「こんにちは！！元気そうでよかった。私がこの国にいたときもいつも声かけてくれてたでしょ？」


男の子「うん！！A様のお陰でね、美味しいものいっぱい食べれるし、服も綺麗なの着れるようになったの。」


あ「私のお陰じゃないよ(笑)このお兄さんとお兄さんのお友達さんのお陰。」


ばぁう「え、俺？」


男の子「そうなんだ！！お兄さん、ありがとう！！」


あ「私のこと助けてくれたのもお兄さんとお兄さんのお友達なんだよ。」


男の子「すげ〜！！ヒーローかよ！！」


女性「本当にすみません、A様…。」


女の子「私もA様とお話ししたい！！」


あ「じゃあみんなお話しよ！！演説とかわかんないし。みんなのお話いっぱい聞かせて。あ、大人の方も一緒にどうですか？」


ばぁう「道理で国民から愛されるわけだ(笑)お姫様がこんなに優しいとかありえねーもん。」



国民の皆さんと話していたら、騎士の国と統合されて、随分生活が楽になったらしい。
最近は少しずつだけど、家の修復まで進んでいるらしいし、仕事も増えて、教育環境も良くなったとか。

本当にKnightAの皆はすごいなぁ…。




女の子「A様、そのリボン素敵！！」


あ「これ？綺麗でしょ！！今度こっちに来た時にお土産で持ってくるね。」


女の子「本当！？嬉しい！！」


あ「あの、兵士のお兄さん…ですよね？」


お兄さん「あ、妹がすみません(笑)」


あ「いえ！無事に戻れてたんですね。よかったです。」


お兄さん「A様、本当にご無事で何よりです。私たちの希望はA様でした。それは今もです。今は国民みんなで少しずつ生活に余裕が出来たので、中央広場にA様の像を立てようと計画したりしてるんですよ！」


あ「恥ずかしいですよ(笑)」


お兄さん「A様、いつでも来てくださいね。いつでも大歓迎ですから！！」


あ「もちろんです！！」

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