第十六話 ※感謝 ページ19
『はあ…』
文化祭が一週間前に迫っていたある日。私は猛烈な疲労感に襲われていた。
シャオロンがやらかしてしまったあの日から、例の3人の病み具合が悪化した。
グルッペンには、土日に必ず家に招かれるようになって、手錠やら縄やら首輪やらなんやらを散々つけられて期間限定の監 禁を楽しむハメになり、
トントンは過保護が急激に悪化して、私が紙を扱っていたり、彼をおいてどこかへ行こうとすると、「危ない」と言って1人にさせてくれないし、
オスマンは隠しカメラ、盗聴器を私の私有物にまで付け始めた。朝と夜の起床時間と寝る時間ぴったりに電話もしてくるし、友達と食事に行こうものなら次の日の尋問は待ったなしだ。
つまり、朝昼夜の24時間、彼らと行動&監視されているという訳だ。
当然寝れるはずもなく、夜はずっとセリフを覚えている。
「A、文化祭練習行こか」
『う、うん』
今までこいつらの言動、行動については慣れていたので、あまり恐怖は感じなかったのだが、現在に至っては怖い。どちゃくそ怖い。
トントンと肩を並べて生徒会室へ向かう。後ろからシャオロンが申し訳なさそうについてきている。見つかったらやばいぞお前…
生徒会室に着くと、小道具や衣装がテーブルに広がっていた。
「あ、鳴海！ちょうどええ所に来たな〜！これから衣装合わせすんねん、ちょっとこれ着てくれん？」
すっ、と渡されたのは鮮やかなピンク色のドレス。この前採寸してたあの布だ。女子力ありすぎ…
うん、と頷き隣の女子更衣室へ向かう。
『着替えたよ、出てきていい？』
いいよ〜という間延びたぺ神の声を聞いた後、恐る恐る生徒会室の扉を開ける。
例の3人の目が獲物を狙う狼かのように見えたのは気のせいだ。うん、気のせい。
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
殿堂入り(赤い星)ありがとうございます！！！！
これからもよろしくお願いします！！！！！！
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しろごま - くそ、くそ、くそぉぉ〜！（机を叩く音）なんでここで終わりなんだよ！決め台詞言って終わりとか神呂木さん鬼ですか！？絶望で夜しか眠れなくなっちゃったじゃありませんか！ (2022年5月30日 18時) (
レス) @page25 id: 1fca91c3e1 (このIDを非表示/違反報告)
hatunefran(プロフ) - 終わりになっていたことにショックを受けた… (2019年4月15日 20時) (レス) id: 674bbad439 (このIDを非表示/違反報告)
神呂木(プロフ) - 柏餅さん» コメントありがとうございます！はい、チェンジして頂いて構いませんよ！ (2019年2月3日 22時) (レス) id: 191ae7eb34 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅(プロフ) - 質問なんですが設定の部分に［２つ結び］と書いてますが好きな髪型にチェンジしちゃってもいいんでしょうか？ (2019年2月3日 19時) (レス) id: c74d1b8066 (このIDを非表示/違反報告)
神呂木(プロフ) - すはまろさん» ありがとうございます！ぜひお願いします！！ (2019年1月31日 22時) (レス) id: 191ae7eb34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神呂木 | 作成日時：2018年11月22日 21時
