【忍たま】豆腐嫌いな少女が忍術学園に来た話。〜3〜

82話 ページ26

勘右衛門side


「はぁ…なんであんなこと言っちゃったんだろう…」





まーた言っている。そんな事だったらAにあんなこと言わなければよかったのに。



今日、Aに聞かれた。



“兵助、何か言ってませんか？”




俺は言っていないと答えた。
だってこれは2人の問題だから。



俺が言っても意味がない。



「はぁ…」




「ため息すると幸せが逃げるよ。」




「幸せが逃げたからしてるんだよ…」



…！


お前たちって本当そう言うところ、気があうよな。




「ふぅーん…」




A、寂しそうな顔してたよ。
なんて兵助には言えなくて。






(本当バカだなぁ。)



こう言う時ってすぐにAの元に行って謝るものだろ。




「なぁ、勘右衛門。」




「ん？」




「A、何か言ってなかったか？」


…


「何も。」



さっきも言っただろう？


これは2人の問題だから、



俺が手を出しちゃいけない。

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