【忍たま】豆腐嫌いな少女が忍術学園に来た話。〜3〜

72話 ページ14

「失礼します。学園長、およびでしょうか…？」




「うむ。お主にはお使いを頼もうと思う。」




「お使いですか？えーと、どこに…」




ただいま私は学園長先生に呼び出され…

お使いを頼まれたわけだ。



「ここに書いてあるやつを町に買いに行ってきて欲しいんじゃが…」



「もちろんです！すぐに行ってきますよ。」



私は少し心を弾ませながら廊下を歩いた。




町…かぁ。

“あの日”以来行ってないんだよね。




(それにしても…)




ここまで、色んな事があったな…






そんな事を思いながら外出用の着物に着替え、小松田さんにサインをして…



忍術学園を出た。




「えーと…頼まれたものは…筆と墨と…羊羹…？」




３つだけだし、すぐに終わるか。






なんて思っていたけれど…



「ごめんね！ここには羊羹が売ってなくて。」




「ここは置いてないよ。」




全然羊羹が見つからない…


かれこれ探して結構時間が経つのに…



(あ、猫…)



左を見ると、路地裏に猫がいるのが見えた。
私は猫が好きだから少し見ようと近寄る…






「おうおう。嬢ちゃん1人？」



「俺らと遊ぶ？」



「へ…」


気づいたら猫は何処かに行ってしまって…



私は数人の男性に囲まれていた…

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