それはダメ ページ20
『なんで…なんでなんでなんでなんで!!?』
羽を出し、ただただノアの船へとAは飛ぶ
Aは知っている
それを動かしてはいけないと
まだ幼い頃、父から聞かされたおとぎ話のような本当の話
『一体誰が…!!』
いや、なんとなくわかってはいる
こんな馬鹿なことをする人物なんて
『デッケン!!』
ノアの船の甲板へとAはおりたった
そこにいるのは思っていた通りの人物
「バホホホ!!誰だァおめェ」
『麦わらの一味…Aよ』
「ほぉ…おれからしらほしを奪ったやつの仲間か」
『馬鹿なことを…お前のせいでこの島が』
「島なんてどうだっていいんだよ!!島はなぁ…しらほしのお供えになるんだ!!」
『……なら、私がこの船を止める』
何があろうとも
ゼッケンはAの気配が変わったことに気づいた
怒気、殺意、だが表情は冷静なまま
「バホホホ!!おれが死ねばこの船はそのまま魚人島に突っ込むぞ?」
『私の能力でなんとかする』
「お前、能力者か!!?なんでここまで来れた!!」
能力者は海に嫌われかなづち
そうでなくてもこんな深海でシャボンの外に出れば水圧で潰されるというのに
『私の食べた実は通称"精霊の実"。精霊を見て、喋れる能力と…私自信が"精霊"になることが出来る』
だから、水なんて、水圧なんて関係無い
ただ、集中力と体力が保つまでという制限はあるのだが…
「バホホホ!!厄介な能力だなぁ」
『便利な能力って言ってちょうだい』
ゼッケンに攻撃をしかける
その瞬間＿＿
ガタン、と船が揺れた
『何…』
「残念だったなぁ!!船はもうシャボンに接近してるぞ!!」
『そんな!!?』
「バホホホ!!さぁわった!!」
振り返った瞬間、ゼッケンの左手がAに触れる
能力を使用中は集中するため、覇気にまで気が回せない
能力があだになってしまった
「残念だったなぁ!!」
Aに向かって、斧がいくつも飛んでくる
『ちっ!!』
ゼッケンから離れ、斧を避けるしかない
『月海!!凛海!!』
水の姿の狼が斧を落としていってくれるが、数が多すぎる
ゼッケンはその間にと、魚人島に何か喋っていた
今のAにはその内容に耳を傾ける余裕は無い
一つの斧がAの体をすり抜ける
精霊体のため、何とかなった
だが次はそうはいかないだろう
体にピリピリと電流が流れるような感覚が走っている
集中力が切れ、生身へと戻っていく証拠だ
『どうしよう…』
このままでは確実に、負ける
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歌和月(プロフ) - ほうじ茶さん» ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします (2018年1月16日 0時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶(プロフ) - 面白すぎて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: d5dae34659 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます。どう書こうか、このまま書いても…と自身を無くしていたのでコメントが来たのでやる気も出、自信も出てきたので一気に3ページも自分の書きたいように書けましたありがとうございます^^* (2017年12月22日 22時) (レス) id: 8cd538f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 早く続きをみたいです。 (2017年12月22日 14時) (レス) id: fa425b4f2d (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ジュリさん» ありがとうございます!!出来るだけ早く更新できるように頑張っていきたいと思います (2017年11月4日 22時) (レス) id: cdc15aa4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年10月22日 0時
