広場の騒ぎ ページ18
ーーギョンコルド広場
対するはホーディ海賊団と麦わらの一味
魚人島をかけた戦いが始まったのであった
ーーーーー
『やってる、やってる』
ギョンコルド広場を見下ろせる外周に、Aは降り立った
ルフィが覇王色を使い、五万の兵を倒し、それぞれが戦いに身を投じていく
戦えない市民は巻き込まれないよう外周で見守るしか無かった
「あ、あれ？あんたも麦わらの一味だよな…？」
「行かないのか?」
Aの姿に気づいた市民たちが次々にAへと質問を投げかける
勝てるのか、行かないのか、この国はどうなるのか
Aはそれに返事をせぬまま広場を見下ろした
『私も戦うよ。ただタイミングを考えていただけ』
ニコリと微笑みAは扇子を手に持ち開くと、上空へと掲げた
『水よ、集まりませ集まりませ』
「あ、あれはなんだ!!?」
広場上空を覆うように現れる水の塊
Aは勝ち誇ったように微笑み、それを見た
『古の誓約により、汝らを使役する者、その願い聞きませ聞きませ
槍のように……地を穿て!!
"
Aが扇子を振り下ろした瞬間、集まっていた水の塊が震え、地へと次々に落ちていく
それは槍のように固く鋭いものであった
次々に広場から悲鳴が聞こえ出す
もちろん、仲間たちには何一つ当たってはいない
「す、すげぇ……」
「千の兵は消えたんじゃねぇか…?」
『千か……微妙』
だが、所詮は水、縦で塞がれればなす術は無いのだ
『さて、行きますかね……』
誰に言うわけでもなく呟けば、Aは背中に翼を生やすとふわりと飛び上がった
広場に降りたのはゾロの横だった
「おせぇぞ、お前。遅すぎてお前の分は残ってねぇかもな」
『心配しなくても大丈夫よ。ゾロの分まで頑張ってあげるから』
だから休んでて
挑発するような笑みを浮かべゾロの肩を軽く叩いた
二人の間に火花が散る
「なんで仲間同士が争ってんだよ!!」
その間にサンジが割って入った
「邪魔するな、クソコック」
『お願い、サンジ。黙ってて』
一度決着をつけるべきだ
そう主張する二人にサンジは頭が痛くなるのを感じた
普段、喧嘩仲間のように見られるのはサンジとゾロであったが、実際のところ、Aとゾロも反発し合うことがあった
ただ、ゾロとサンジの喧嘩の方が多く目立た無かっただけ
『いつまでガキ扱いする気？』
「お前はいつまでたってもガキのままだ」
他所でやってくれ、切に願うサンジであった
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歌和月(プロフ) - ほうじ茶さん» ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします (2018年1月16日 0時) (
レス) id: 89164110a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶(プロフ) - 面白すぎて一気に読んでしまいました！更新楽しみにしてます！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: d5dae34659 (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ピースさん» コメントありがとうございます。どう書こうか、このまま書いても…と自身を無くしていたのでコメントが来たのでやる気も出、自信も出てきたので一気に3ページも自分の書きたいように書けましたありがとうございます^^* (2017年12月22日 22時) (レス) id: 8cd538f5d8 (このIDを非表示/違反報告)
ピース(プロフ) - 早く続きをみたいです。 (2017年12月22日 14時) (レス) id: fa425b4f2d (このIDを非表示/違反報告)
歌和月(プロフ) - ジュリさん» ありがとうございます!!出来るだけ早く更新できるように頑張っていきたいと思います (2017年11月4日 22時) (レス) id: cdc15aa4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歌和月 | 作成日時：2017年10月22日 0時
