馬鹿は風邪を引いても忘れる ページ6
暑い…寒い…だるい…。
＿A！…A！！
＿誰だ？俺を呼ぶのは。
ん？…この声って…池田さん！？
赤井 秀一の生ボイス！これは起きなきゃ！！
寝惚けた頭で体をガバッと起こし、ダルくガンガンとする頭を押さえた。
赤髪｢A！！大丈夫か？｣
｢…！！！｣
目の前に、赤髪のシャンクスがいる！！！
夢か？夢なのか！？
砂浜にいる俺と赤髪のシャンクス。
二人とも海から流されてきたのか、服は濡れている。
どうしてこんな状況になった？
昨日は俺何してた？
昨日…？
そうだ、皆で嵐に備えて準備をして…なんで？
俺がなんで四皇と一緒に船に乗っていた？
何かがおかしい。
頭の中で何かが引っ掛かっている。
歯車に何かが挟まって、動かないような…。
思い出せ、思い出せ、思い出せ…！
赤髪｢A！どうした！？大丈夫か？｣
｢……ッ！！！！！｣
ガン！と頭を殴られたような痛みが襲った。
思い出した。
そうだ、転生トリップしたんだ。
あっぶねェ！！！
全部忘れるところだった！！
頭でも打ったか？
肩で息をしながら体をまた倒す。
頭痛いし、暑いし寒いしダルい。
風邪だな。
ふぅ、と息をつき、心配そうにしているシャンクスに謝った。
｢シャンクス…悪い、ボーッとしてた。ここ、どこだ？｣
赤髪｢どっかの無人島だ。でんでん虫は持って無ェが、ベックがビブルカード持ってるはずだから、いずれ迎えに来るだろ｣
なら大丈夫か。
スマホでも作ろうかと思ったが、余計に体力を消費するだけだからやめておこう。
とにかく今は、この能力をサバイバルにフル活用だ。
体を起こして、しっかりとシャンクスに向き直る。
｢そうか。…悪かった、俺が落ちたばっかりに…こんなことになっちまって…。不甲斐ない｣
赤髪｢気にすんなよ。次から気を付ければいいさ。そんなことより、探検しようぜ！この島！｣
｢あァ！｣
目を爛々と輝かせて島のジャングルを指差すシャンクスに、俺は風邪も忘れて頷いた。
馬鹿は風邪を引いても気付かないというのは本当らしい。
＿＿＿＿＿＿＿
運が良いのか悪いのか。
この島には動物も植物も豊富だった。
ナイフを能力で創り、仕留めた動物を解体して、火も能力でつけた。
本当に、ご都合主義過ぎる能力だ。
便利過ぎて頼りすぎてしまいそうになる。
シャンクスは酒が欲しいとぼやいていたが、絶対に作ってやらない。
あれは俺のトラウマだ。
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
