なんでもアリなご都合能力 ページ5
赤髪｢あ、もうこんな時間か｣
時計の短針は2を指している。
こりゃ明日は隈が出来ること間違い無しだな。
…にしても眠くない。
睡眠薬とか作って飲むかな…。
赤髪｢ほら、ガキはもう寝る時間だぞ。それともなんだ？添い寝でもしてやらないと寝れねェのか？｣
ケラケラと笑いながら酒を煽るシャンクスは無視して、俺はとりあえず部屋に戻ろうと立ち上がった。
今日は寝れないだろうし、かと言ってすることもない。
暇だな。
｢じゃ、お休み｣
赤髪｢おう、お休み。｣
部屋に戻り、ベッドに身を投げる。
あ、そうだ。
やってみたいことがあったんだ。
起き上がって、開いた手に力を込める。
頭の中で作りたい物体を細かく再現させ、創造した。
手には二つの物体。
皆が大好きな"スマホ"と、その"充電器"だ。
でんでん虫作る方がめんどくさいし、使い慣れてるほうがいい。
そして何より曲が聞ける。
暇潰しには最適だ。
因みに。
俺が創造した物の設定は、作るときに頭に思い浮かべると出来る。
電話で名前を入力すると、知り合いであれば、誰でもOKだ。
所謂、なんでもアリというやつである。
｢あー、疲れた！やっぱスマホは難しいよな｣
細か過ぎる機械等は、体力を大幅に消耗する。
あとはイヤホン作ろう。
ヘトヘトになって寝落ち出来るかもしれないし。
＿＿＿＿＿＿＿＿
翌日。
空模様は微妙、これは一雨来るかもしれない。
皆は航海士の指示に合わせてテキパキと動いているのに対して、当の俺は目の下はうっすらと隈が出来ており、欠伸が止まらない。
何人かに心配されたが、眠れなかった、で通している。
本当はやりきった興奮で眠れなかっただけなのだが。
近くに居たクルーに仕事を任され、欠伸を噛み殺しながら動いた。
数十分後。
航海士の言った通り、嵐が襲った。
準備は整っていたため、皆が慌てる様子もなく、普通に通りすぎるのだと思っていた。
しかし、馬鹿な俺は自分の足を自分で踏み、転んでしまった。
あ、やべ。
そう思った時には既に遅く、勢いよく倒れた体は船の縁を乗り越えた。
不運なことに海に放りなげられ、手を伸ばすが誰にも届かない。
｢詰んだ｣
そう呟いた時、目の前に真っ赤な何かが映った。
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ライキ - 反応が遅れてしまい、申し訳ありません！更新ありがとうございます！！陰ながら応援させてもらってます！！これからも楽しみにしてます！ (2022年12月4日 19時) (
レス) id: c3cdfe919e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - 哀羅さん» ありがとうございます！ (2020年11月16日 16時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 柳さん» 今、フォローさせてもらいました！！！ (2020年11月16日 7時) (レス) id: 4b111e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
柳(プロフ) - ありがとうございます！フォロバさせていただきますね！ (2020年11月15日 23時) (レス) id: 93b38c73d0 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - 明日、Twitter探してフォローさせてもらいます！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柳 | 作成日時：2019年10月18日 20時
