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一目惚れ?
え?まって、もっと理解ができなくなった。









『え、冗談、ですよね…?』

「あ"ー!!クッソ、一目惚れだよ!!
なんか、文句あんのか?!」

「悟、八つ当たりはよくないよ」









白い肌を真っ赤にした顔で睨みつけられても今はあんまり、怖くない。


舌打ちされたけど、うん、怖くない。






嘘、ちょっとだけ怖い。









『もう、わけわかんないんですけど、私帰りますね』

「おい、待て」









ほんとに、何なんだこの人。


帰ろうとした私の腕をもう一度掴んでくる。
切実に離してもらいたい。









「…くって…く」

『え、なんて??』

「送ってってやるって言ってんだよ!!!」

「おい、クズうるさい」









送ってってやる?

えー…と









『遠慮しときます』

「いや、危ねえだろ」

『貴方といる方が変なお化けきそうですし』

「呪霊な。
寄ってきたら俺がぶち殺すからへーきだろ」









そういうもんじゃねえんだよ、と言いたいところだけど、私がぶち殺される気がするから口を閉ざす。





見た目的にめちゃくちゃ強そうだけど、









『やっぱ大丈夫ですって』

「うっせえな、行くぞ」

『うぎゃっ!!ちょ、』

「色気のねー声。
傑、センセーに言っとけよ」









無理矢理腕を掴んで私を引き摺るように歩き出すこの野郎。




私の後ろにいる2人に、助けてええと叫ぶものの、2人からは、あんまり激しくするなよあとの声しか返ってこない。





激しくって何?!!









.



.









『もう、逃げませんから離してくださいよ…』

「ん」









めちゃくちゃ暗い、というわけでもなく普通の夜道で歩く影がふたつ。





ここまできたら抵抗する気も起きないから、手を離してもらって2人で歩く。









‥なんだこの無言の時間は。






かといって、私から話す内容もない。








まぁ、あと少しで自分の家だしこのまんまでもいっかな。


とか思ってたのに。









「オマエさ、」

『え?あ、はい』









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般若様 - 面白かったです。他の作品も見に行きますね。 (2022年3月31日 1時) (レス) @page36 id: 37fa50b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
薔薇最高 - 自分が探し求めていたような小説を見つけられました!ありがとうございます!!!!! (2021年11月20日 0時) (レス) @page36 id: 243594f76c (このIDを非表示/違反報告)
呪術、魔入間、魔主役、東方、東リベ大好きです(・д・) - この小説大好きです! これからもお体に気をつけて頑張ってくださいm(_ _)m (2021年10月8日 6時) (レス) @page36 id: 63dcc81372 (このIDを非表示/違反報告)
ドルチェ - 高専時代の悟君が好きすぎて…!尊いが渋滞している (2021年4月10日 22時) (レス) id: 70ead44d6a (このIDを非表示/違反報告)
ドナルド(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです!!更新されるたびに食い入るようにみてます笑 これからも応援してます!! (2021年3月31日 14時) (レス) id: d7cf4abf04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しずく | 作成日時:2021年3月26日 20時

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