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見たことも無い太宰の様子に、織田と安吾は目を見開く。
何時もの太宰は幹部らしく冷酷だ。





織「驚いた。お前にもそう云う感情は残ってたんだな」


安「え、えぇそうですね。何時もの太宰君とは大違いです」


太「そんなに驚くこと?」




太宰はAが垂らした唾液を、ハンカチで何時も通りに拭いた。




「んーあぅ」




Aは太宰に抱っこされながら3人の会話を聞いていた。

こんな太宰見たことが無い。
本当に友人なんだと納得する。




太「んー?Aはお眠なの?」


「あぅ」




太宰はAは高く抱き上げ、顔を覗き込む。





太「あ、そうだ。せっかくだから抱っこしてあげてよ」




太宰は半ば無理やり、安吾の腕にAは移動させる。




安「は、?!ちょっと、僕には無理です…!」


太「まぁまぁ」




安吾はぎこちない手でAを抱っこする。





安「…すごく暖かいですね」


織「赤ん坊の体温は37度ぐらいらしいぞ」


安「そうですか」


「あぅ」




安吾は少しAを見つめてから、織田にパスした。





織「よしよし」





Aは思った。
この人さては子持ちかと。

何故なら、抱っこの心地が凄くいい。





太「矢張り、織田作は期間はまだ短いが父親だ。慣れてるね」


織「まぁな。子供達の夜泣きには抱っこが1番効く」


太「それは間違いないね」




太宰もAの夜泣きには常に抱っこしていた。





太「何はともあれ今日は2人にこの子を紹介出来て良かったよ」


安「いえ。意外な一面を見れて良かったです」


織「嗚呼。太宰も人間なんだと再確認出来た」


太「そう?じゃあ、これからもこの子の事よろしくね」





太宰はAの頬を擦りながら友人ふたりに個人的なお願いをした。


それからAは2人に懐いたのは云う間でもない。

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ただのバカです - 早く夢主君が大人になったところみたい···。続き楽しみに待ってます。 (2023年1月10日 22時) (レス) id: 37480b1f74 (このIDを非表示/違反報告)
闇姫 - 安心して下さい。待ちます!楽しみしています。 (2021年10月4日 23時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
ルキ(プロフ) - 探偵社編に行くの楽しみに待ってます! (2021年9月26日 1時) (レス) @page12 id: 4bc5339911 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 文スト大好きさん» ありがとうございます! (2021年9月15日 10時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
文スト大好き - はい!楽しみに待っていますね! (2021年9月14日 21時) (レス) id: eae667bbac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スワ | 作成日時:2021年6月21日 16時

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