四十七話＿許可 ページ15
二人で仲直りのハグをしているとベイリーが近くに寄ってきた。
ベ「ワンっ！」
「ベイリー！」
太「うげ…！やっぱり犬が居たのは見間違いじゃなかったのだね…」
太宰は顔を顰めてベイリーから距離をとった。
「パパ、やっぱりわんわんきらい？」
太「嫌い？嫌いどころじゃないね。大嫌いだよ、この世に存在するのが間違いだ！そこの犬！私に近づかないでくれたまえ！」
「いぬじゃなくて、ベイリーたよ。ぼくのしんゆう」
太「まさか、A。飼うつもりじゃあるまいね？」
「……だめ？」
太「駄目に決まってるじゃないか！私は許さないよ！」
「パパ、おねがぁーい！」
太「却下だ」
Aの愛くるしい瞳で上目遣いをしても太宰は首を縦に降らなかった。
父親である太宰にそれはもう効かない。
「もうゆるしてあげない！パパ、ひとりでかえったら？ぼくはちゅうやさんのこどもになる！」
太「はぁ？！」
太宰は驚いた顔をしたあと、しばらく悩み駄々をこねたが最終的にはベイリーを飼う事を許してくれた。
犬とあの"チビ"なら、どっちも嫌だがあえて云うなら犬を選ぶ。
「ベイリー、もうべっどのしたでねなくていいからね」
ベ「ワンっ！」
太「はぁ…犬の何処がいいのやら」
ベイリーを撫で、太宰とAは手を繋ぎながら家に帰った。
久しぶりの大きな手だ。
＊＊＊
「パパ、えほんよんで」
太「喜んで」
ベイリーをベッドに呼び一緒に寝転んだ。
生憎、大型犬が入っても狭くならないキングサイズのベッドだ。
太「昔昔、ある所に＿＿＿＿＿＿」
前の日常が帰ってきた。
その嬉しさにAは口角を思わず上げたのであった。
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海蕾(サブ) - えっあ…誕生日が一緒だと!?…ありがとう(泣) (2023年4月4日 2時) (
レス) id: f15a1011db (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - うり太郎さん» ベイリー可愛いですよね。良き親友になります！ (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 蜂蜜檸檬さん» あら、そうなんですか？ (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
うり太郎(プロフ) - ベイリー･･････ッ!!僕のワンダフルライフ大好きなんで嬉しいですっ!!今読み途中なんで今すぐ続き行ってきます三┏( ^o^)┛ (2021年9月15日 21時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜檸檬(プロフ) - はっ!この子誕生日が近い! (2021年7月22日 23時) (レス) id: ce5837a03d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スワ | 作成日時：2021年3月29日 16時
