四十六話_仲直り ページ14
Aが覚悟を決めた時、助けは唐突にやってきた。
ダダダダッッ!!!
銃声だ。
男2「な、なんだ?!」
男1「ポートマフィアか?!?!」
ポートマフィア?
ポートマフィアの誰かが助けに来たのか?
男3『おい、ポートマフィアが来た!全員、戦闘態勢につけ!!!』
インカムから聞こえた命令に男達は銃を構えて走り出したが、呻き声を上げて倒れる音がした。
そして、ガチャリと牢の鍵が開いた。
Aは顔を伏せて殺される覚悟をしたが、入ってきたのはよく知る顔だった。
太「A」
聞き覚えのある声に顔を上げると、そこには酷く安心した顔の太宰が居た。
「パパぁ……!」
一気に体の緊張が解け、太宰の腕に飛び込んだ。
太宰はそれを大事に受け止めた、
太「ほら、泣かない」
「うぅ…だ、だって、きてくれないと…ひっく、おもったんだもん」
太「どうしてだい?」
「さいきん、あそんでくれなかったから」
それから溜まっていた愚痴をスラスラと吐き出した。
最後のほうは愚痴と云うより悪口と云った方が良いのかもしれない。
太「すまないね。A」
太宰はAをギュッともう一度抱きしめた。
「また、えほんよんでくれる?」
太「嗚呼、百冊でも読んであげるよ」
「えへ、なかなおりだね」
太宰とAは、久しぶりに顔を合わせ笑いあった。
664人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
【文スト】肆・友人が話していた人間失格の息子になった件について【男主】
【文スト】友人が話していた人間失格の息子になった件について【男主】
もっと見る
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海蕾(サブ) - えっあ…誕生日が一緒だと!?…ありがとう(泣) (2023年4月4日 2時) (レス) id: f15a1011db (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - うり太郎さん» ベイリー可愛いですよね。良き親友になります! (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
チェリー(プロフ) - 蜂蜜檸檬さん» あら、そうなんですか? (2021年9月19日 14時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
うり太郎(プロフ) - ベイリー・・・・・・ッ!!僕のワンダフルライフ大好きなんで嬉しいですっ!!今読み途中なんで今すぐ続き行ってきます三┏( ^o^)┛ (2021年9月15日 21時) (レス) id: ccbe99882f (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜檸檬(プロフ) - はっ!この子誕生日が近い! (2021年7月22日 23時) (レス) id: ce5837a03d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スワ | 作成日時:2021年3月29日 16時