百四十六話_前職当てゲェム ページ32
敦は谷崎とナオミの職業を当てるために首を傾げた。
敦「谷崎さんとナオミさんは……学生さん…?」
谷「わ、凄い当たった」
ナ「どうしてお分かりに?」
ナオミと谷崎は目を見開き、敦は照れ臭そうに頬を赤くする。
敦「ナオミさんはバイトさんだって聞いてたし、制服姿からして現役の学生さんかなって。谷崎さんの方は歳が近そうだし、勘です」
太「正直でよろしい。じゃあ、国木田君は?」
国「ブッッ!」
突然話を振られた国木田は口から珈琲を思わず吹き出した。
国「俺の前職等どうでもいい!」
敦「んー……公務員……御役所勤めとか?」
「わ、すっごく惜しいね!」
太「そうだねぇ。彼は元々教師だよ、数学の先生だ」
敦は国木田の黒板の前で立ち生徒達に怒鳴りながら数学を教える姿が安易に想像出来た。
「じゃあぼくは?」
敦はAに見つめられ考えるが、Aくらいの歳は小学生。
前職は幼稚園に限られる。
敦「幼稚園生…ですか?」
「んーん、違うよー?」
敦「え、じゃあ何を?」
太「Aに前職なんて無いでしょう?」
太宰は苦笑いしながらAの頭に手を置いた。
太「この子は幼稚園に通ってないよ」
敦「え?」
太「ちょっとした事情があって通わすのが大変でね」
ポートマフィア幹部の息子が幼稚園に通うのは容易ではない。
Aは太宰の元で読み書き等を学んだ。前世の記憶もあってか小学生の問題は難なく解けている。
敦「そうですか…。じゃあ小学校は?」
太「小学校には通ってるよ。まぁ、週二程度だけどね」
探偵社という世間一般的に見て特殊な所に居るAは毎日のように学校に行くのが難しいのだ。
太「でもこの子は昔からスポンジのように物事を吸収してね、ある程度の計算は出来るから問題は無いよ」
後は友達が出来ればいいんだけどと太宰は最後に加えた。
敦は太宰がAは見つめる視線にほんの少し羨ましさを覚えたが同時に微笑ましい光景に思わず口角をあげた。
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スワ(プロフ) - ミスターさん» いえいえ全然大丈夫ですよ!フョードル好きなので書くのが楽しみです! (2022年2月9日 11時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - でも楽しみにして待ってますね。 (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - ありがとうございます!無理言ってすいません!文ストキャラが大好きでついすいませんでした! (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
スワ(プロフ) - ミスターさん» フョードルが出てくるのはだいぶ先かと思われます💦出る際にはきちんと話の流れを考えたいと思っております! (2022年2月6日 17時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - フョードルさんはいつ出てくるんですか!夢主くんを可愛がる所見てみたいです!よろしくお願いします! (2022年2月6日 10時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スワ | 作成日時:2021年11月19日 18時