百三十七話＿新聞配達員 ページ23
敦「や、や、ややめなさーい！！」
探偵社内に敦の間抜けな声が響き渡る。
敦「こ、ここんな事して何になるー……き、きっと、親御さんも泣いてるよ……？」
敦はゆっくりと爆弾魔に近づいて行くが脚はガタガタに震え、顔も引きつっている。
谷「なンだアンタ！！」
敦「ひぃぃ…、！！ご、ごめんなさい…！！」
爆弾魔が出す殺気と大きな声に敦は尻もちを着いてしまった。
爆弾魔は敦の顔を見て首を傾げる。
谷「アンタ…探偵社の人間じゃないな？」
敦「え、えっと、み見ての通り、通りすがりの新聞配達員です！！」
谷「新聞配達の人が何の用だ」
「確かに……」
その様子を太宰と見ていたAは思った。
何で新聞配達なのかと。
「ねぇパパ。もっといい小道具なかったの？」
太「あれがとっても良い小道具じゃないか。今の彼には新聞配達が良く似合う」
確かに敦の新聞配達はよく似合っている。
Aはもう何も突っ込まない事にした。
敦「幾ら憎いからって、人質とか爆弾とか良くないよ…？生きていれば、きっと良い事がある」
谷「良い事って？」
敦「え？！」
谷「だから、良い事って何」
敦の説得に爆弾魔はキレ気味で問いかける。
敦「ち、」
谷「ち？」
敦「ち、ちゃ、茶漬けが食える！茶漬けが腹いっぱい食える！天井がある所で寝れる！寝て起きたら朝が来る！」
「……なんか敦くんのいい事聞いてたらこころが痛いよ」
太「敦君は当たり前の環境に居なかったから、その当たり前がどれ程の奇跡なのか判るのだろう」
ベ「くぅん」
Aは心の中で涙を流した。
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スワ(プロフ) - ミスターさん» いえいえ全然大丈夫ですよ！フョードル好きなので書くのが楽しみです！ (2022年2月9日 11時) (
レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - でも楽しみにして待ってますね。 (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - ありがとうございます！無理言ってすいません！文ストキャラが大好きでついすいませんでした！ (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
スワ(プロフ) - ミスターさん» フョードルが出てくるのはだいぶ先かと思われます💦出る際にはきちんと話の流れを考えたいと思っております！ (2022年2月6日 17時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - フョードルさんはいつ出てくるんですか！夢主くんを可愛がる所見てみたいです！よろしくお願いします！ (2022年2月6日 10時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スワ | 作成日時：2021年11月19日 18時
