百三十一話＿虎にも出来る仕事 ページ17
Aも落ち込みだした事に父親である太宰はいち早く気づき頭を撫でた。
太「あのね、この子も異能力者なんだ」
敦「え？A君も、ですか？」
太「嗚呼」
敦「其れは凄いですね…きっと太宰さんの息子さんだから制御も完璧なんだろうなぁ」
「ちがう」
敦「え？」
「ぼくも異能を制御できないんだよ。怖い気持ちはよくわかる」
太「この子が異能力を発現させたのは3歳の頃だ。それから4年経つが不完全。敦くんと同じ状態だろうね」
敦「そんな小さな頃に……」
もしかしたら自分もその位に発現させたのだろうか？
敦は孤児院を振り返ったが思い出すのは地獄のような日々だ。
太「敦くん。異能力を制御出来ないのは余り気にしなくてもいい。探偵社には君が必要だ」
敦は太宰とAに真っ直ぐ見つめられたが矢張り自分には無理だと考えた。
敦「そう云って貰えるのは嬉しいんですが、本当に役に立たないと思います。有難いお話ですが…すみません…」
太「……之からどうするつもりだい？」
敦「何とか僕に出来る仕事を探してみようと思います。そう簡単に見つかるとは思いませんが…」
その顔は無理矢理笑顔を作っているようにAは見えた。
太「君が出来そうな仕事に心当たりがある」
敦「え、？」
太「良ければ斡旋してあげられるが？」
敦「本当ですか？！よろしくお願いします！」
太宰は立ち上がり、空き地から敦を連れ出した。
＊＊＊
人が賑わう大通り。
そのど真ん中を歩く3人。
太「之から向かうのはその仕事を紹介してくれる保証人さんの所だよ。必ず君の事を気に入ると思う」
敦「その仕事って、？」
太「着いてからのお楽しみ。ま、ちょっとした試験はあるかも？」
太宰は何やら楽しそうな様子だ。
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スワ(プロフ) - ミスターさん» いえいえ全然大丈夫ですよ！フョードル好きなので書くのが楽しみです！ (2022年2月9日 11時) (
レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - でも楽しみにして待ってますね。 (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - ありがとうございます！無理言ってすいません！文ストキャラが大好きでついすいませんでした！ (2022年2月8日 18時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
スワ(プロフ) - ミスターさん» フョードルが出てくるのはだいぶ先かと思われます💦出る際にはきちんと話の流れを考えたいと思っております！ (2022年2月6日 17時) (レス) id: d942560228 (このIDを非表示/違反報告)
ミスター - フョードルさんはいつ出てくるんですか！夢主くんを可愛がる所見てみたいです！よろしくお願いします！ (2022年2月6日 10時) (レス) id: ae77e7925b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スワ | 作成日時：2021年11月19日 18時
