兄という存在 ページ3
Asied
私が家族に会ったらするはずだった事
¯¯¯¯¯
それは、復讐
自分を見放したことを後悔させようと思っていた。
どんな理由でも
例え死んだから仕方なく、でも
しかし、兄に会ったとき芽生えた感情は、喜びだった。
私に兄がいて、再会出来たという事実への喜び
不思議なことに憎しみは湧いてこなかった
もしかしたら、兄から愛を感じたのかもしれない。
「家族愛」それは今まで、一番近くて一番遠い愛だった。
芥川兄妹を見て、正直羨ましかった
銀は私にとっても妹のような存在だったが、
芥川は不思議とそのように見れなかった
同い年だからじゃない、何か違う感情があったんだ
未だに正体不明の感情なのだ
私は兄さんと同じ部屋で過ごすことになった
兄いわく「部屋が他にない。それに折角再会出来たのだから、一緒に過ごしたい。」そうだ
私は、気になっていたことを聞いてみた
『私は今まで、無慈悲な奴だと大人に言われてきた。可哀想にというわざとらしい同情の視線で見られてきた。兄さんは私をどう思う?』
兄は少し驚愕した顔をしたが、直ぐに微笑みこう言った
「感情のある人間だよ。それに可哀想なんて思わない。」
『えっ!』
驚いた
そんなこと言われるなんて思わなかった
冷たいようでちゃんと優しさのある声だった
明日から頑張ろう
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赤峰和華(プロフ) - まゆさん» ありがとうございます!続編に行ったので、どうぞそちらでもよろしくお願いします! (2018年5月20日 23時) (レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 初めまして、こんばんは! とっても素敵なお話で凄く大好きです。 更新を楽しみに待ってます! (2018年5月20日 22時) (レス) id: c491a96770 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年4月5日 1時