理由 ページ27
Asied
「私の予言は必ず中るか。知ってると思うけど。」
『多分、中る。いや、中ってる。』
「この状況からか?巫山戯る.....手紙?」
中也も気付いたかな
『手紙の内容は多分こう.....』
ーーーー太宰死歿せしむる時、
汝らの凡る秘匿公にならんーーーー
「そうそう。御名答。」
パチパチと拍手をする兄さん
なんか腹立つ.....
「!!...真逆手前...」
『元幹部で裏切り者の兄さんを捕縛した。だけど、上層部に『太宰が死んだら組織の秘密が全部バラされるよ』っていう手紙まで付いてきたってこと』
「検事局に渡れば、マフィア幹部全員百回は死刑に出来る。幹部会を開くには十分過ぎる脅しだ」
「そんな脅しに日和るほど、マフィアは温くねぇ。手前は死刑だ。」
「だろうね。でもそれは幹部会の決定事項だ。決定よりも前に私を勝手に死刑にかけたら、独断行動で背信問題になる。」
『罷免か、最悪処刑ってことか...』
「そして...俺が諸々の柵を振り切って、形振り構わず手前を殺したとしても............手前は死ねて喜ぶだけ?」
「ってことで、やりたきゃどうぞ」
パァーっと効果音がつきそうなほど、明るい顔になる兄さん。
ゴゴゴゴォっと効果音がつきそうなほど、怒り等をあらわにする中也。
その二人に挟まれて、どんな図だよおいっておもっている私
「ほら早く」
挑発うざっ
「まーだーかーなー?」
カッ
『中也!』
ガンッ
ビビった...殺すのかと思った
兄さんの頬スレスレ(と言うかカスってる)にナイフを突き刺す中也
「なんだ。やめるの?」
「私のせいで組織を追われる中也ってのも素敵だったのに...」
人虎の事が一番はってことは...
『「真逆っ!!」』
「二番目の目的は、今の最悪な選択をさせること?」
「そ」
「俺らが嫌がらせをしに来たんじゃなく.....実は手前こそが嫌がらせをする為に俺たちを待っていたってことか?」
「久しぶりの再会なんだ。このくらいの仕込みは当然だよ♪」
「死なす.....絶対こいつ死なす.....」
『条件さえなければ、此処で殺したい.....』
やっぱり兄さん、趣味悪い。
本当に死んでほしい。
そんなこと思っていると、兄さんと中也が取引をしていた。
うん。実に見事に踊らされていたね。兄さんごときに.....
「用を済ませて消えろ。行くぞ、A」
『あっ待ってよ、中也!』
「どうも。でも一つ訂正。」
『何?まだあんの?』
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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年3月25日 21時