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頼ること ページ12

Aside


うぅ〜、ん?


ここどこだ?


確か、任務の後中也に抱きしめられて………


ここから記憶がない…


まさか倒れた?


『中也?』


「ん?あぁ、起きたか。……ったく、心配させやがって!」


『私、倒れた?』


「あぁ。此処家だぞ。」


あぁー思い出した。家ってことは、


『中也が運んできたの?』


「あぁ。」


『ごめん!!重かったよね?本当ごめんっ!』


「いや、全然重くねぇよ。ってか軽すぎて心配したわ!ちゃんと食ってるよな?」


『同じもの食べてるじゃん…』


一緒に住んでるんだから、ちゃんと食べてんのぐらい分かるよね?


「あぁそうか。てか大丈夫かA?」


『うん、もう大丈夫。心配かけてごめんなさい。』


「さっきも同じこと言って倒れただろうが」


『うん。今度こそ平気。』


「そっか…ならいいんだ。」


中也、相当心配してたんだ。


そんなに心配してくれる人が私にはいるんだ。感謝しなくちゃだね…


『あのさ中也………ありがとう!』


その時私は、自然と笑顔になった。


でも、同時に涙も出た。


なんで涙なんか………悲しくなんてないのに…

中也side


「っ大丈夫か!?」


Aが泣いていた。


久しぶりに心からの自然な笑顔が見られて安心していたら


涙を流していた


『大丈夫っ…なんで、なんで泣いてるの?』


自分でもわけがが分からず泣いているようだ。


『嫌だ。泣きたくなんてないのに………』


無理してる。いや、無理していたんだ。


俺は気づいてやれなかった…


あぁダメだなぁ…


『中也…?』


俺はAを抱き寄せていった


「悪かった…気づいてやれなくて……A無理してたんだなぁ」


『…中也ぁ〜……グスングスン』


「俺がいるから。もう無理すんな。俺を頼れ。泣きたいときは泣いていい…好きなだけ泣け。怒りも俺が全部受け止めてやる。」


『コクンコクン』


「なぁA、俺はそんなに頼りなかったか?太宰の糞野郎がいたときは、彼奴の所に行って泣いてただろうが」


『…違うの。頼っちゃダメだと思ってた……私一人で頑張んなきゃって、一人でも出来るって思ってたの…』


「そんなことあるかよ。人間は誰かを頼って生きてんだ。一人で抱え込んだら破滅していく…勿論、俺もだ」


『中也も?頼ってなさそう…』


「マフィアの皆だ。一番はお前だ…///」


あぁもう!!調子狂うなんなんだよ此!!

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作者名:赤峰和華 | 作成日時:2018年3月25日 21時

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