waiting (ページ2)

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The second day since you left ページ2

ﾋﾟﾛﾝ

電話だ。相手は、…地黒どんぐり君。まあ、ごた君って言った方が早いだろう。
一先ず電話に出るか…

『もしもし、ごた君？』

何だか、向こう側は少し騒がしいようで、雑音が聞こえる。
その中には、今話題の芸人さんや、俳優の方の声がする。どうしたのだろうか。

｢ねぇ、バシいない？｣

…え、どういうこと？遼大？いないの？何で…？訳わかんない。
私にさよならも言わずに出ていったくせに、次はスタジオから消えるなんて…

『いないけど…どうしたの？』

私の勘違いかもしれないから、そう聞いてみた。電話越しのごた君は、ため息をついて、何か呟いた。
周りの声で聞こえなかったけど…。

｢ごめんね、Aちゃん。バシが、どっか行ったんだよら、
帰ってくると思うけどさ。今から撮影だって言うのにね…｣

ごた君は、疲れたように言った。やっぱり、どっか行っちゃってたんだ…
確かに、彼にはマイペースなところもある。でも、仕事はちゃんとやっていた。
そんな彼が居なくなるなんて…。信じられない。すると、電話の方から、

｢拓実！見かけたって人から連絡来たぞ！｣

あれは…つづちゃんの声だ。目撃情報が出たらしい。どこにいるんだろう。コンビニとか…？まあ良かった…見つかったん

｢コンビニの近くに倒れてたって!!｣

え…？コンビニの近くに倒れてた…？どうして？その後の話を聞くと、
手にはコンビニの袋を持っていて、自転車で引きそうになったところを目撃されたらしい。
な、何やってんの。バカじゃないの。ありえない。取り敢えず、病院に運ばれたらしいけど…

不安すぎる。

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