花びら169枚目※ ページ19
皆が温かく包み込んでくれてる気がして、泣きそうになりながら微笑む。
「…ん、ありがと」
HS「あぁ可愛いウリA〜！泣かないで〜！」
「泣いてない…です…」
SJ「オッパが恋しいんだよね？も〜可愛いなぁ〜！！」
JM「違いますよ〜Aは、クオズの僕達が恋しいんですよ〜」
「…ふ、皆が恋しいんだよ」
相変わらずな皆を見て、涙を拭う。
すると部屋の外に人の気配を感じた。
「…ごめん、誰か来たから切るね…またね」
YG「…頑張れよ」
JK「ヌナッ俺達が付いてますからね！」
「うん、ありがと」
そう言って、電話を切る。
深呼吸をして、中に入るように促す。
「…入れ」
？？「っ…！」
少しだけ青い顔をして、恐る恐る入って来たのは新入りの人。
ほんの少し目を細めて見つめる。
「新入りの人だよね…余計な詮索はするなって言ったはずだけど？」
新入「っ、すみません…」
「で、何の用かな？」
新入「えっと…その…お嬢は何してるのかなって…」
「ふーん…」
何の用か聞くと目が泳ぎ始めて、韓国人なはずなのに韓国語がたどたどしくなった。
「…はぁ…やっぱり」
1つため息を零してから、新人の人を微笑んで見つめる。
「私の部屋さ、実は防音になってるんだよね…」
新人「っ…！！」
スッと銃口を向けると、顔を青くするその人。
驚いたように目を見開いて、狼狽している彼は明日炙り出すだろう相手の所の間者だ。
「じゃーな」
発砲すると、飛び散った血が私の体に付く。
すると丁度やって来た元お世話係の人が来たので入らせる。
世話『…はぁ、遅かったですか…』
『盗み聞きするやつは嫌いじゃけぇ、やった』
世話『そうですか…じゃなくて、お嬢、親父が…！』
『目覚ましたか？』
そう言うとこくりと頷いた。
ホッと一安心したが、明日の結末を迎えるまで安心は出来ない。
私はもう寝る、と言って外に出した。
横になって目を閉じてみれば、ARMY達やバンタンの皆が出て来てくれる。
その日見た夢は、ステージには立たないで皆を裏方から支える夢を見た。
皆とセトリを決めたり音合わせもしてたけど、表舞台には立たなかった。
後ろを振り返った瞬間、暗い闇が私を飲み込んでステージが遠くなっていった。
…もしかしたら、私は…。
そう思った所で目を覚ました。
黒のカッターシャツにパンツスーツに着替えて、車に乗り込む。
あの夢通りにならないようにしよう。
私は流れる景色を見ながら、そう決めた。
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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます！スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです！ (11月10日 11時) (
レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年11月13日 23時
