花びら170枚目-JK- ページ20
JKside
ヌナが活動休止してから、半年以上経ったアユクデで姿を見せてくれた。
最初はARMY達に紛れて見てるだけかと思ったら、アユクデが終わった後に出て来て、相変わらず綺麗なその歌声を披露してくれた。
俺達の曲だけじゃなくて、ミンギュが居るSEVENTEENの中の1つのチーム、ヒップホップチームの曲を歌った。
低音も高音も綺麗に出すヌナは、どのヨジャよりも迫力があって凛々しくて輝いていて、目が離せなかった。
JK「…相変わらず綺麗…」
TH「なんであんなに綺麗なんだろうね…」
JM「…ほんとに、消えたりしないかな…？」
ジミニヒョンがそうポツリと呟いた瞬間、ヒョン達と俺はジミニヒョンをバッと振り返って見た。
SJ「…どういう事？ジミナ」
JM「…だって、Aってあーやって見えて僕達が想像出来ない位の凄惨な世界の次期トップじゃないですか」
HS「…そう言えば、そうだね」
JM「命が狙われる事だってある訳じゃないですか、だから本当に消えたりしないか不安になるんです」
ジミニヒョンはじっとAヌナを少し不安そうに見つめながら、そう言った。
…確かにヌナは、俺達が想像出来ない世界で生きてる。
目の前でパフォーマンスを披露して、どんなヨジャよりも輝いていて心を奪われる位綺麗なヌナからは、そんな世界で生きて来た事なんか想像出来ない。
どんなに辛い世界なのか。
こんな綺麗なヌナがどんな残酷な色に染められてる世界なのか。
トップになると、どんなに背負う物が大きくなる世界なのか。
こんなに美しいヌナの命を、どれだけの人が狙うのか。
…俺には分からない。
時々辛そうな顔をするヌナを見たり、思い出したりすると、どんなに辛い世界の運命を背負ってるのだろうと心配になる。
辛いなら分けて欲しい。
でも、ヌナの生きてる世界には入れて貰えないと思う。
そもそも、分けて欲しいなんて言えない。
ヌナの生きてる世界を知らない俺達は、気軽に言えない…。
いや、言ってはいけない。
だから分けて欲しい変わりに、ヌナの味方になる事が良いんじゃないかって思う。
ヌナの世界を知らない俺達が出来る唯一の支え方だから。
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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます！スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです！ (11月10日 11時) (
レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年11月13日 23時
