花びら167枚目 ページ17
フッと笑ってみせてから、マイクを持ち直す。
「皆さん、お久しぶりです」
そう言うと湧き上がる歓声。
その瞬間、久し振り過ぎて鳥肌が立った。
「おー…ありがとうございます」
ちょっと笑いながら言うと反応してくれるこの空気が懐かしい。
誰しもが気になってるであろう事を言ってみる。
「皆さんは私がここに居る事自体が不思議ですよね…理由は簡単なんですよ、ただ皆さんを久し振りにこの目で見たかったんです、反応を感じたかったんです…私がここに帰って来れるか、明日にかかってるので…」
そう言うと、色々な形のペンライトを振ってくれた。
色もカラフルで見惚れてしまう位、綺麗だった。
「皆さんが私の勇気の源となるので、私のこの頭に記憶として残して明日に備えたかったんです…だから、急遽ですがここに立ってパフォーマンスしました」
私の声が響き渡るのが分かる位、シーンとしていた。
あ、そういえば物凄く今更だけど…。
「私の事分かる人、どの位居ますかー？分かる人ペンライト上げて振って下さい！」
そう言うとARMY達は勿論他のグループペンの方もちょこちょこ知っていたけど半分位、知らなさそうだった。
苦笑を浮かべて、頷く。
「じゃあ自己紹介からですね、バン！タン！こんにちは！バンタンのヨジャメンバーのトゥミョンです！！バンタンのメンバーとは勿論、セブチのス…エスクプスとウジとも仲良しです！」
そう言えば湧き上がる会場。
意外な人脈だろうな。
セブチとも仲良いのってグクとかだから。
「なので今、1曲だけカバーしようと思います」
セブチのラップライン…別名、ヒップホップチームの曲である表情管理を歌う。
何故グループの曲を歌わないのか、理由は簡単。
全てが終わってからちゃんとカバーしようと思ってるから。
「…"身長差はピッタリで、君と2人で進む方向こそが正しいんだよ、一緒に歩く足並みも揃えてさ、今まで反対側に向き合ってきた信号の下でキス、なんて君はどう思う？"」
低音も綺麗に出たので、本家に近付けたと思う。
次の曲が最後。
最後は하루만で締める。
「"… Can you please stay with me?"」
하루만を歌い終えると共に、会場を暗くして貰う。
ザワついた間に、帽子を深く被ってマイクを返してから外に出る。
最後に皆の熱気を感じれて、覚悟を決めれた。
明日、この身がどうなろうと構わない。
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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます！スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです！ (11月10日 11時) (
レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年11月13日 23時
