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花びら180枚目 ページ30

このまま、使い物にならなかったらどうしよう…。
ダンスが出来なくなったらどうしよう…。

そんな後ろ向きな考えが頭をよぎる。
そんな気分になった時は、皆から貰った手紙を読んだりカトクで話をしたりしている。
テレビはなるべく見ないようにする為に、私の病室はテレビを設置して貰ってない。

好きな本や皆との会話だけで、私は大丈夫。

そうして、3週間が経った。
撃たれた所はまだ痛むものの、普通に生活してたりダンスしてる分には不便がない程度になった。

退院して、病院から出るとマスコミや私のファンの子が集まっていた。

AR1「トゥミョナー!!!」
AR2「おかえりー!!!」

そう言ってくれるファンの子達に偽りのない笑顔を見せる。

「ただいま!皆!」
AR「きゃぁぁぁぁあぁぁぁぁあ!!」

久々の黄色い声援は、私の胸辺りを温めてくれる。
会釈しながら、手を差し出して来たARMY達全員になるべく触れられるように、ハイタッチしながらバンへの道を歩いていった。
バンに入る前に振り返って、胸に手を当ててお辞儀をした。

バンに入ると皆が居た。

BTS「おかえり!A!/ヌナ!!」

おかえりの一言だけで、とても心が温まるのは彼等が私に人の温もりを教えてくれたからなのだろうか。

「ただいま!」

笑顔で皆の元に戻った私は、次の日からカムバの準備に参加…

JK「ヌナは今回のカムバはダメですからね!?」
「えー…」

出来なかった。
動きたくて仕方が無いのに、私よりも犬みたいな筋肉うs…ジョングクに犬に言うように待て、と言われて私はじっとしている。

今回、表向きはカムバしないように言われている。
ただバンタンのカムバステージの後の1グループ枠が余ってるらしく、私はそこでサプライズ登場するらしい。
それを知っているのは、シヒョクさんとマネージャーさんだけだ。

その登場用に曲を作れ、と言われているから自分用の作業室に居るのだが…。

「…道の続きかぁ…」

そう。
前回は別れ道をイメージした悲しい曲だったから、今度は再会をイメージした曲の出番だ。

「"また会えて嬉しいです"?…"貴方が恋しかったです"?…うーん…分からん…」
??「…恋してるのか?」
「っ!?」

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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます!スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです! (11月10日 11時) (レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:秋桜 | 作成日時:2022年11月13日 23時

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