花びら164枚目 ページ14
後ろからそっと近付いて、その人達の輪に入る。
帽子を深く被って声を変えて、話しかけてみる。
「もしかして…トゥミョンペンなんですか？」
AR1「！！そうなんですよ〜！貴女もですか？」
「私は…」
自分の事を推すっていうのも、自分の事が大好きみたいになりそうだから絶対言いたくない。
寧ろ、アンチ側だ。
「…私はトゥミョンのアンチ側ですよ、だから抜けてくれて嬉しいんです」
ニコッと笑うと、一瞬にして怒った顔を見せたその人達。
目を丸くしていると…。
AR1「貴女みたいな人が居るからトゥミョンが活動休止したんですよ！？」
AR2「本当！！何を言われても傷つかなさそうで、冷たそうに見えるけれど、本当は温かくて私達に傷付いてる所を見せない人なんだから！！」
AR3「8-1が正しいって言葉に傷付いて、悩ませていたのも貴女達アンチする人達のせいなんです！！」
AR1「オンニのあのステージをもう一度見て、アンチの人でも愛してたあの包み込むような優しさに触れて考えを改めて下さい！！」
3人がそう言ってる間、ザワザワと周りが騒いでいたけれど関係ない。
クスッと笑って帽子を上げる。
「ふふ、ありがとう」
AR1,2,3「っっ！？」
AR4「あ、あれ！トゥミョナじゃない！？」
「しー…メンバーの皆にバレたくないんだ」
困った様に笑ってみせると、聞き分けの良いARMY達は黙った。
アンチはやっぱり何か言ってるけど、関係ない。
「ごちゃごちゃうるさいよ、私もファンとして見に来てるの」
少しだけアンチの方を見ると、ビクッとしていた。
3人の方に向き合うとまだ固まっていた。
「ごめんね、ありがとう…ねぇ、良かったらだけど一緒に見てくれないかな？…1人だと寂しいんだ」
少し笑ってそう言うと、全力で頷いてくれた。
ニコッと笑って座席番号を見てみると丁度隣だった。
そのまま話していると、他のARMY達も話の輪の中に入って来て待機時間が楽しかった。
話せる範囲で裏話をしたり、実はこうなんだよとか教えたり、誰のどういう所が好きなのかっていう話ばかりでファンの気持ちとかを知れた。
始まる前にトレカを差し出して貰って私は指ハートを作って、写真を撮る。
「ね、この写真使っても良いかな？」
AR「勿論！！」
「ありがとう」
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秋桜(プロフ) - あんこさん» 一気に拝見して頂き、ありがとうございます！スランプで何も思いつかないなりに更新頑張りますので、引き続き応援して頂けると嬉しいです！ (11月10日 11時) (
レス) id: 64510454d7 (このIDを非表示/違反報告)
あんこ(プロフ) - 面白すぎて一気に拝見してしまいました(笑)めちゃくちゃ好きな話なので更新楽しみにしてます♪ (10月29日 1時) (レス) id: 055ca00aac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋桜 | 作成日時：2022年11月13日 23時
