#95 サブリーダーだから (マサイside) ページ15
最近、シルクがAの話をしなくなった。
前はお互いにAの可愛いところをこれでもかってぐらい言い合ってたのに。
でも、そんな事はメンバーの前ではあまりしない。
そのせいか、シルクの僅かな変化に気付いているのは俺だけみたいだ。
そして今日はシルクとたまたま二人。
マサイ「シルク、なんかあった?」
そう聞くと、シルクは飲んでいたコーヒーを吹き出した。
マサイ「うわ、汚ね」
と言いつつもティッシュをあげる俺優しい。
シルク「な、何って…」
シルクらしくなく、珍しく動揺している。
マサイ「最初あんまりAの話ししてないじゃん」
シルク「…」
マサイ「…シルク?」
シルクは黙って俯いていたが、やがて顔を上げた。
シルク「…もう、Aに関わるな」
何かを押し殺したような声で話すシルク。
マサイ「何でだよ、何でそんな事…」
シルク「お前らを、傷つけたくない」
綺麗事のように話すシルクに腹が立った。
気付いたら立ち上がって
マサイ「…それが、Aと何の関係があるんだ!!」
シルクの返事も聞かずに家を飛び出していた。
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かれーこ - もし、続きがあるのならば読みたいです! (2019年5月5日 17時) (レス) id: 6209d012cf (このIDを非表示/違反報告)
碧憂(プロフ) - 早く見たいです!! (2018年8月2日 17時) (レス) id: 6d83a8b27a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和菓子系女子 | 作成日時:2018年1月6日 11時