興味がない彼女。２ (ページ47)

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TH ページ47

『っはぁ、はぁ...っあ、はぁ、ぐ、ぅ』

くそ、なんでだ

なんでヌナだけ、

ヌナを愛しすぎるあまり、ヌナと一緒に二人だけで逝こうと思った

ヌナを誘拐し、俺の家で縛り付け、たっぷり愛した後、殺し、俺も自殺

の、はずだったのに

なんで、生きてんの

『っは、ぁ、っぐ、テヒョン...狂って、る』

まだ縛り付けられているからか、少し動くだけで、床に倒れている俺の身体を睨む

「ヌナ...なんで、俺は、愛してるから...」

触れる、けど触れられない。

なんで、俺だけ。ヌナも...ヌナ、Aヌナ

『っく、はぁっ、くるし...っう、逃げな、きゃ』

必死で手足の紐を解こうと頑張っている。逃がしたくない。俺から離れるな

やめろ、やめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろやめろ

首を絞める。あれ、触れられる。

そんなことはどうでもよかった。Aヌナに触れられていることがただ嬉しかった

『っ！？ぐっ、ぅ、テヒョっ？っかは、っぅ』

俺の姿が見えているのか。だが、俺ではないだろう。ものすごく怯えた顔を俺に向けている

「ヌナも...ヌナも、俺と、一緒に...っ」

ただひたすら手に力を込める。

「っ～～～！！！っ！！！っ...」

だんだん抵抗する力がなくなっていき、最終的に手がぱたんと音を立てて床に落ちる

そのあいだもずっと首を絞め続ける

「ヌナ...オレのものだよ。ずっと、ずうっと。ひひ」

ヌナが可愛いねって褒めてくれた四角い口で無理矢理笑う。

これからずっと一緒。絶対に離さない