第7話 ページ7
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「ていうかその話オレじゃなくて椋にしなよ。エキスパートでしょ」
「そんな事したら強引にでもラブストーリー作り上げられそうだろ……異性にしろ同性にしろ」
「椋は腐ってないから！」
「俺も腐ってねぇよ！！」
「…ねぇさっきからその会話筒抜けだけどいいの？」
「「はっ」」
……今更だけど確認しよう。
此処はMANKAI寮、居間である。
暇な大人と自由な大学生がゴロゴロ居る＝全部聞いている。
おい俺、なんでここで話し始めた？
……あ、そうか。此処でテレビを見てて、ニュースが流れて……幸しかいなかったからうだうだ話し始めて……詰んだか？これ。
いや東さんその笑み何ですかどういう心境ですか…！？
「小学生の時にそんな事考えてるなんて、天馬はおマセさんだったんだね」
「は、はぁ！？」
「うんうんわかる。初めはみんな気軽なんだけど男女を意識すると急に真っ赤になっちゃうよね」
「なんの話！？」
おい明らかに聞かせちゃダメな人に聞かせちゃってるだろ……もうちょい気をつけろよ俺……
人気若手俳優だろ俺……プライバシーガバガバかよ…まあここの人は良いけどさ……
「えっと……天馬君は、どうしたいのかな？」
「紬さん…」
「ごめんね、勝手に聞いちゃって……でも、天馬君のそういうの珍しいから、出来れば助けてあげられたらなって」
「紬さん…！！」
今やっと丞さんの気持ちがわかった気がする。
こんな幼馴染いたら俺でもああなる。
だって天使だろ。ミカエル過ぎるだろ。リアルミカエルだろ。
そんな俺達をなんとも言えない微笑みで見つめる臣さんと熱心にメモってる綴さん。
綴さん、参考にするにしても世には出さないでくれよ？
――で、だ。
結局俺はどうしたいのか。
そう改めて聞かれるとよく分からない。
アイツと再共演出来るのは嬉しい。
けど――――同時に、少し怖い。
何が。それはきっと――拒まれるのが。
俺にとってのアイツはライバルで親友(?)だ。
それはきっと、変わらない。
確かにアイツは目指す目標であり、肩を並べて進む相棒であり、けど俺自身としては尊敬の出来る友人のひとり……なのか。
クランクアップで言った言葉に嘘は無い。
ただ、
「アイツは、Aは
隼人じゃなくなった俺を見てくれるのか？」
アイツにとっての相棒じゃなくなった俺は、
一体、何になるんだ？
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春野さん(プロフ) - 完結おめでとうございます！タイトルからこんな風に繋がるとは思ってなくて、思わず涙が出ました。本当に素敵な作品だと思います。この作品に惹かれたのがきっかけで天馬最推しになった位(笑)次回作やアナザーストーリー、あれば期待しています、頑張ってください！ (2018年8月31日 10時) (
レス) id: 43b6e8fc40 (このIDを非表示/違反報告)
ゴム手袋(プロフ) - いいところで更新停止ー！！！めちゃくちゃいいとこでー！！！待ってますー！！！！！ (2018年8月7日 10時) (レス) id: 2405ca442d (このIDを非表示/違反報告)
一華 顕音(プロフ) - 狂さん» コメントありがとうございます！嬉しいです…！頑張ります！！ (2017年12月30日 16時) (レス) id: f13dd29270 (このIDを非表示/違反報告)
一華 顕音(プロフ) - Mareさん» コメントありがとうございます！更新できるように頑張りますね！ (2017年12月30日 16時) (レス) id: f13dd29270 (このIDを非表示/違反報告)
狂(プロフ) - とても引き込まれました！頑張ってください！ (2017年12月29日 11時) (レス) id: 4e15e8f7b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一華 顕音 | 作成日時：2017年12月7日 17時
