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IMPORTANT《30》 ページ32

A「ンン…」





わたしはゆっくり目を開けた





ビボム「A!!!!」





お兄ちゃん………?





A「ここって…」





真っ白な天井にふんわりと薬の匂いがした






病院…?





A「どう……して…」






わたしは状況を把握しようと、起き上がろうとした






ズキッ






ビボム「A!!起き上がるな……」



A「ん…」





なぜか起き上がった時、お腹に激痛が走った





昨日なんかあったっけ…?





ビボム「ごめん………俺のせいで…」





どこかで聞き覚えのあるようなセリフ





A「いったいわたしに何があったんだ……」







ジコと離れたあと…





ビボム「A、昨日サセンに刺されたんだ」






状況を詳しく聞くと、どうやらわたしは宿舎を監視していたサセンにジコの恋人と勘違いされ、刺されたらしい





A「え……そうだったんだ。」



ビボム「昨日すぐ捕まったけど…許せない」





お兄ちゃんは眉間にしわをよせた




A(そ、それキレてんのか…)





ビボム「ちゃんと送ればよかったな。」

A「そうしたらお兄ちゃんも刺されてたでしょ…」





サセンって怖いな





ビボム「ほんとに…ごめん」





お兄ちゃんの手は少し震えていた








A「お兄ちゃん…全部自分のせいだなんて思わないで」









わたしはお兄ちゃんの全部…知ってるんだから






A「お父さんのときだって、お兄ちゃんは悪くないんだから。」







お兄ちゃんは首を横に振る






ビボム「Aは小さかったから分からなかっただけかもしれないけど、俺が溺れてお父さんが助けてくれたんだ。そのとき、俺の代わりにお父さんが……」





お兄ちゃん………





A「全然、お兄ちゃんのせいじゃないじゃんw」


ビボム「え…」





お兄ちゃんはきょとん。とした






A「だって、お父さんがしたことでしょ?お父さん、すごくかっこいいよ。自分の命を捨ててまで守るなんて…………。お兄ちゃんはそのお父さんのかっこよさを棒にふるつもりなの!?」






お兄ちゃんはぐすっと泣き出した









ビボム「ほんと……俺はかっこ悪いなぁ………。」







お兄ちゃんはぼろぼろ涙をこぼす









A「お兄ちゃんは…かっこいいよ…。すごく」





いつも、私のこと守ってくれてるの知ってるよ






わたしの顔が赤くなるのがわかった。

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とぴ(プロフ) - Rさん» 返信おくれました(汗)コメントありがとうございます!!!嬉しいです(*^^*) (2017年2月21日 0時) (レス) id: 34010ce725 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 早く続き読みたい!! (2017年2月4日 12時) (レス) id: 2a775d9099 (このIDを非表示/違反報告)
とぴ(プロフ) - レイさん» ありがとうございます!!!頑張ります!!!!!! (2017年1月28日 22時) (レス) id: 34010ce725 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 読ませていただきます^^ 頑張ってください(p`・ω・´q) (2017年1月28日 21時) (レス) id: a48e41e0d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とぴ | 作成日時:2017年1月27日 23時

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