【2j3j】至急､ウザい奴への対処法を教えてください［学パロ］

49話 ページ8

伏見「……聞いてるんすか」

『…聞いてるよ、聞いてるけどさ……』

伏見「けど？」

『………』


もちろん、ガクたちの言い分も分かる。
……いや、分からないけど、怒ってる理由はわかる。それを飲み込んで理解するところまでいけないだけで。

でもなー、なんっか腹立つんだよな。
なんて言うんだろ、これ


『………けどさぁ、…』

伏見「…はい」

『…けどさ、……私も一応ある程度の常識は持ってるからさ、
　誰彼構わずな訳じゃないのは刀也たちも分かってるでしょ？』

伏見「！…そ、れは……」

『確かに危なっかしいかもだけどさ、
　…私は、小学生ぐらいの小さい子供じゃない。もう高校生だし、善悪の判断とかそれぐらいはできる。
　それに、自分の周りをガッチガチにガードされちゃ何も楽しくないよ』

伏見「…でも、何かあってからじゃ遅いんすよ」

『そうだけど！でも、嫌じゃん‼︎
　これ私の人生ね？ね？一応でもなく普通に私の人生だからね⁇』

伏見「うぐっ……」


なんか、腹立ってた理由わかってきたわ
私、2人の拘束がきつすぎてイラついてたのか、なるほどね。
そりゃやっぱり、これは私の人生なんだから少しぐらい自由にさせてほしいって思うよね。

まあ、大事にされてるって思うと嬉しいけど


伏見「……心配、なんすよ」

『いや、さすがに窮屈』

伏見「そ…っスけど」

『今回連絡先交換したミスタさんも、職業が教師って分かってたから連絡先残してるわけだし
　教師だったらさ、変に未成年に手出せないでしょ？まあ教師じゃなくてもそうだけど。』

伏見「…確かに？」


よし、段々と押せてきたな
この勢いのまま頑張ればなんとか勝てる気がする
…いや、別に勝ち負けとか多分無いんだけどさ


剣持「でもそれが嘘かもしれないじゃないですか」

伏見「確かに」

『……うん、ぬるっと刀也戻ってくるのやめて⁇』

剣持「夜ご飯作れたので戻ってきました。作ってる時も会話は聞いていたので説明は不要です」

『あっ、そうですか……』


そうじゃないんだよ、何か一言くれって意味で言ってるんだよこっちは
気がついたらガクの隣に立ってるんだからホント怖いわコイツ。足音一つ無いんだもん。
んでそれに一切驚いてないガクも怖いわ。
…まあ、この狐はホラゲで笑う奴だもんなー…しょうがないような気もするけど

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