【2j3j】至急､ウザい奴への対処法を教えてください［学パロ］

67話 ページ26

まあ、なんだかんだのノリでポップコーンやら何やらを買って、いざ試合観戦。
会場全体に響き渡るように選手名を読み上げる、甲子園で言うウグイス嬢的存在のアナウンサーさんに、全員を応援してるのか誰が入場してきても声援を上げる左右前後にいるおじさま方。あ、お姉様方も勿論いらっしゃいます。


『いやー、スポーツ観戦してるって感じするなー…』

夢追「分かるーー」


んで、その熱狂の中で完全に浮いている私たち2人、と。
一応事前に2人で「この選手好きかも」「こいつ上手そう」って選手一覧見ながら話してはいたけど、さすがに周りと同じくらい声援上げられはしないわ。さすがに。


『……あ、見てください先輩！あの選手の顔社先生に似てる！！』

夢追「えマジで⁉︎…え、ほんとじゃん、やしきず2号だよあれ」


…一応勉強目的で来てんのに、大丈夫かコレ

そんな不安を抱えながらも、第一試合が始まった。


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《おっとここで⁉︎ロバート選手が魅せる魅せる！！》


《…なっ、なんとロバート選手、スリーポイントシュートを決めたああああ！！！！！！！》



夢追「うおおおおおよっしゃあああああ！！！！！！」

『ロバートよくやったああああすげええぇぇ！！！！！』


結論：めっちゃくちゃ盛り上がってる

元々どっちもスポーツとか観る方じゃないのに…なんならあんま興味ないくらいなのに…
なにこれ、めっっちゃ楽しいんですけど！？


『いっけジョブスお前なら行ける！！！』

夢追「ああああ防げ防げボブーーー！！！！」

『あっ、行ける行ける頑張れ頑張れ』

夢追「守れ守れ守れ」

『……は？』

夢追「は？」


…え、もしかして夢追先輩敵チーム応援してる？いや確かにボブ選手さっき社先生に似てるねって話したけどそれで敵チームに寝返るってマジ？


『先輩分かってます？今先輩が応援してるの敵チームですよ？』

夢追「いや、第二のやしきずいるならそっちのチーム応援するでしょ」

『ハ？意味分からん』

夢追「いや、さっきあの話題上がればその選手応援するでしょ！？」

『えぇ………』


《おっとここでボブ選手が……！！》


『いっけボブーーーー！！！！！！！』

夢追「手のひら返しすご」

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