【2j3j】至急､ウザい奴への対処法を教えてください［学パロ］

58話 ページ17

『疲れた』

シュウ「お疲れ様」

『疲れた』

シュウ「…うん、お疲れ様」

『…疲れたっつってんですけど』

シュウ「How can I respond to this and be forgiven⁇(これ僕はなんて返せば許されるの⁇)」

『What do you think is correct?(あなたは何だが正解だと思う?)』

シュウ「こわい」


学校案内を始めてから早数分。まだ抱きついていようとするミスタさんと、絶対に止めるマンと化した悪質モンペの代名詞の刀也のやり取りはまだ健在で、未だに後ろの方で大声が聞こえる。夢追先輩はルカ先生とアイク先生を、そして私はシュウ先生とヴォックス先生を担当しているんだけど……(主に背後から聞こえる争い声のせいで)私の体力は既に0に等しい状態になっていた。


ヴォックス「I've heard that hugs are good for reducing stress. Why don't you do with Mista?(ハグはストレス軽減に良いと聞いたことがあるぞ。ミスタとやってきたらどうだ?)」

『Wow, you're saying that the cause of stress is self-inflicted.(へえ、ストレスの元凶の元へ自ら迎えと貴方は言うんですね。)』

ヴォックス「Hey, stop!! You should down……n,no, please down your raised hands.(ま、待て‼︎その手は下げたほうが…いや、頼むからその手を下げてくれ!)」

シュウ「何やってるんですか…」

『もう少しで殴るところでした』

シュウ「なんか治安悪くない？」

『これが普通です』


絶対に普通じゃないって顔をして唸っているシュウ先生の鳩尾に1発入れてから再び歩き出す。
え？暴力はいけないって？大丈夫大丈夫、これ自己防衛


アイク「Japanese students are so strong...(日本の学生って逞しいんだね…)」

夢追「あれは違うって‼︎That's a special case, a special case!(あれは特例ですよ特例!)」

ルカ「So, two of the three are also special cases! Japan is amazing!(じゃあ、3人のうち2人も特例なのか!日本ってすごいんだね!)」

『絶対へんな勘違いされたって今』


…まあ、とりあえずやっと学校のちょうど半分ぐらいまでたどり着いたんだ。このまま駆け足で終わらせちゃおう。夢追先輩も刀也も器用だから、それぞれなんだかんだで上手くやれるだろうし。


Mista「オニイサン！」

剣持「お義兄さんじゃない！！先生が生徒と結婚前提で話しかけてくんなボケが！！！」

『……』


…いや、上手く…やれてなさそうだな……

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