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しげSide
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（人2）が現場で気を失ってしまい、俺は（人2）の部屋まで寝かせるのに運んだ。
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しげ「すまんな、助けるん遅なって。」ﾎﾞｿｯ
俺は（人2）の頭を撫で、髪をなびかせた。
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「……ん、重岡…さん?」
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しげ「すまん、起こした？」
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「ううん、」
（人2）は軽く微笑んで首を横に振った。
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「助けに来てくれてありがとう…。」
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しげ「やっぱ近くにいて良かったわ、小瀧も（人2）も今回はよう頑張った思っとる。」
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「まだまだです、わたしが油断しなかったら…」
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しげ「二人もがタイのいい敵がいちゃ女は手も足も出えへんのは当たり前や！」
「でも、」
しげ「気を落とすことあらへん、万が一のために俺らが近くで待機しとったんやから。気にせんでええの」
「…はい。。」
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しげ「（人2）が襲われへんくてほんま良かったわ。」
ー…クシャクシャッ
俺は（人2）の髪の毛をわしゃわしゃした。
「…っもう、やめてください。子供じゃないんですから」
しげ「18歳は立派な子供ですーう」
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「っ//」
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しげ「（人2）、覚えてほしいんよ。この世界は18歳でも敵は容赦せえへん…、辛い記憶を作ってしまうかもしれへん…、それでもええんよな？」
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俺は真面目な顔でいきなり直球過ぎたか、聞いてみた
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「わたしには、皆が居てくれればそれでいいんです、居場所がやっと見つかったから」
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しげ「…そ、か。」
居場所…。
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俺と同じ、居場所があればそれでええんやな。
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作者名：かみしげ。。 | 作成日時：2020年6月5日 19時
