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『そんなの…嫌に決まって…』
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何行ってんの…こいつ。
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「フッ…嘘に決まってんだろ。」
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余裕の笑顔を見せる登坂を
私は睨んだ。
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「だからその顔誘ってるようにしか
見えねぇんだって。そこ座れ。」
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登坂が指差したのはコロコロがついた
移動式の椅子だった。
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鋭い目付きに怯えて自然と体が動いた。
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すると前に同じ椅子を置きそこには
登坂が座った。
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向かい合っているから少しでも動けば
鼻と鼻がぶつかりそうだ。
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「俺の首に手回せ」
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『は？そん「はやく」
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言い終わる前に急かされ手を首に回す。
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すると満足げに笑みを浮かべた。
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ドSってそういうことか…
自分で無理矢理じゃなくて
私からさせようとしてるんだ。
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「キスしろ」
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やっぱりそう来たか…
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『いや…っ。』
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登坂の目つきが再び変わるかと思うと
私の太ももの内側を人差し指で
スーと下から上へ上向させた。
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『っ…』
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「ほらはやく」
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登坂の指は私の太ももの内側で
円を描いたり八の字に走らせたりする。
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『…っやめろ』
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「じゃあはやくキスしろよ」
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私は嫌々ふれるだけのキスをした。
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「それ、キスって言わないから。」
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そういうと私が登坂の首に回してた手を
下ろさせて、私の首に手を回した。
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登坂の目は私の唇を捉えそのまま
顔が近づいてくる。
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キスされる…そう思った時には遅くて
もう私の力では離れない。
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『ん、つ…ゃ…！』
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激しくて
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熱くて
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苦しい
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そんなキスだったが長くはなかった。
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『んっ…ハァハァ…』
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「ほら今やったのと同じのやってみろ」
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そんなこと無理に決まってる…
ついていけてすらなかったのに…
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「早く、ほら。サン、ニイ、イチ。
はい。時間切れ。」
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「お仕置き」
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。 - ヒロイン女の子ですよね？男口調なら最初に書いておいた方がいいです！分かりづらいです。 (2019年6月20日 13時) (
レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
雑食系ふくろう女子(プロフ) - いえいえ！自分のペースでいいと思いますよ！ (2017年6月9日 20時) (レス) id: f7d8bb0e57 (このIDを非表示/違反報告)
◎もる(プロフ) - ティアラさん» 亜嵐くんかっこいいですよね(^^)！ありがとうございます！頑張ります（；＿；） (2017年6月7日 0時) (レス) id: da75eb99b5 (このIDを非表示/違反報告)
◎もる(プロフ) - りーさん» 部活には入ってないんですけど通学だけですごく疲れます（；＿；）りーさんのコメントで元気もらえました(^^)ありがとうございます！ (2017年6月7日 0時) (レス) id: da75eb99b5 (このIDを非表示/違反報告)
◎もる(プロフ) - ひまりさん» ピカピカの一年生です← 応援すごく励みになります（；＿；）ありがとうございます！！ (2017年6月7日 0時) (レス) id: da75eb99b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：◎もる | 作成日時：2017年3月10日 0時
