プロローグ ページ1
＿夾鐘庵
ここは、ろくろと紅緒が暮らす建物である。
ろくろ「あれ、紅緒何してんの？」
現在AM11:25分。寝起きのろくろが話しかける。
紅緒「ｶｻｶｻ/探し…物…」
ろくろ「…ﾄﾞｷｯ/ふーん」
化野紅緒は、本土でも名の知れた陰陽師である。陰陽師としての実力も勿論あるが、なんとしてもモデル譲りの美貌の持ち主だ。
ろくろ「で、お前は何を探しているんだ？」
ろくろが側に寄って来た。
紅緒「ｶｻｶｻ/溜めておいた霊符を…確認…したくて」
ろくろ「お？今何か落ちたぞ」
紅緒「この写真…は…懐かしい…」
紅緒が落としたものを手に取り、言った。
ろくろ「この写真の二人、確かお前の母さんと父さんだったけ？」
ろくろが紅緒に問う。
紅緒「うん…でも…一緒に居た時の記憶は…あまり無い…」
紅緒「二人とも…私を庇って…居なくなってしまったから…」
ろくろ「……」
紅緒「さぁ…そんな事より…霊符……ってきゃっ!!…」
突然、ろくろが紅緒に抱き付いた。
ろくろ「だからっ…何回も言ってんだろーが!!お前は何も悪くねぇんだよ!!」
そう言うと、ろくろは紅緒の唇に軽くキスをし、恥ずかしそうに洗面所へ向かって行った。
紅緒「……うん…」
紅緒「…ありがとう、ろくろ…。母様も父様も…いつまでも見守っていて…下さい…」
＿この物語は、そんな紅緒の母と父の運命の物語である＿＿
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初藺(プロフ) - にゃさん» コメント有難うございます！創作の醍醐味…確かにそうですね。私的に双星は好きなので、過去編は創りやすいです。どうぞ温かい目で見守ってください--* (2016年10月10日 22時) (
レス) id: 7c9784488c (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - 原作では描かれなかった人物の過去を描く。これこそ創作の醍醐味ですね（＾o＾） (2016年10月10日 22時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワコ♪♪ | 作成日時：2016年10月10日 11時
