検索窓
今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:9,844 hit

愛弍 ページ2

数年後、私は流行病で死んでしまった。








なんで、私が


まだ生きたい。


狛治を見守りたい。


良治さんともっと一緒にいたい。









私は暗闇の中を彷徨っていた。


幾分か時が経つと、辺りが明るくなり私は川辺にいた。


此処は、家の近くの墓地だ。
どうして、こんなところに?



考えてもどうしようもないので、
自分の家に帰る。


行く途中の近所の家々はなんだかみすぼらしくなっていた。

飢饉がおきたんだわ。



仲の良かった隣の人を見つけた。その人も顔がげっそりとしていて、骨の形が身体に出ていた。

「大丈夫ですか?」

「…」

「あの…!」


話しても返事はない。

今度は手をつかもうとすると、


「えっ、」

近所の人の身体を私の手が通り抜けてしまった。







まるで、幽霊のように…






自分の置かれている状況を理解しようとした。
でも、頭は真っ白だった。


「まさか、そんなわけ…

私は此処に…!!?」




足元を見たら私の足は透けていた。もしかして、誰も私の事が見えていない…?

「良治さん、狛治っ!」

急に不安になって二人の名を叫んだ。通り過ぎる人は誰も私の事なんか見ていなかった。




私は家に行けば二人はわかってくれるという淡い期待を持っていた。








しかし、
それは全て崩れてしまった。


良治さんも病気になり、咳をして寝込んでいた。

少しばり大きくなった狛治は良治さんの看病をしていた。



その身体には怪我がいっぱいだった。

愛参→←愛壱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.8/10 (19 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 猗窩座 , 漫画   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まっひー - いえいえ!役に立てて良かったです! (2022年1月1日 21時) (レス) @page4 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)
w.s.(プロフ) - まっひーさん» わあ、全然気づいていませんでした!ご指摘ありがとうございます! (2022年1月1日 21時) (レス) id: 07cb00f83d (このIDを非表示/違反報告)
まっひー - 初コメ失礼します!「小雪」ではなく「恋雪」です。細かくて申し訳ございません!あと、愛肆の良治さんのセリフで「君は神様に気に入られているだ。」になってます! (2022年1月1日 20時) (レス) @page4 id: d24aae8d9d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ホワイトサファイア | 作成日時:2021年7月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。