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「ほう…今夜はナベ物か…。これなら安心じゃわい…」
おじさんとカルロスが一緒に入ってきた。
安心の意味は、毒物が入ってない事だろう。大勢の人が食べるナベ物に毒を入れるとは考えにくいから。
「きっとアレ、ただのイタズラですよ!」
「フン!それならいいがのー…」
おじさんは警戒心を解くことは無かった。
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「どーお有希ちゃん湯加減は?」
「うん。丁度いいみたい…」
さっきの真知子さんの電話はまきを買ってるからという話だった。それで今風呂場に来て湯加減を見ていた。
「五右衛門風呂って珍しいね」
「だな…。今時とも思うけど」
「あらいいじゃない。風情があって…」
ママが風呂に蓋をしてると窓から広美さんが顔を出した。おじさんに風呂がわいた事を伝えてほしいそうだ。
「そういえば、おじさん風呂好きだったわね?それも決まって1番風呂…」
「へー、そうなんだ」
「そのおじさん、カルロスって人とこの小さなフロに入るのかなぁ…」
「まさか!叔父様ここに来てから毎日入ってるけど、いつもカルロスは部屋にいたわよ…」
「え?ボディーガードをおいて一人で風呂に…?」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年2月28日 14時