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今、私達は蔵の中で探し物をしている。新一の提案で写真や何か本物だと分かる物を探すため。ただここはホコリが凄い。マスクが無かったらやばかったな…。
「あれ?もしかして、コレそうじゃない?」
「母さん達も写ってるな…」
「え?」
しゃがんで本を見てると間から写真が出てきた。小さい頃のママ可愛い…。
「A、目輝いてんな」
「ママの小さい頃の写真見たの初めてだもん!」
つい興奮してしまった。まあ家族好きなファミコンだから仕方ないよね。
「でも懐かしいわね!コレ、町内野球大会の時の写真よ!」
「そうそう、二人して義房おじさんの応援に行ったんだよね!」
「覚えてる?この大会で叔父様、走者にスパイクされて足に大ケガしたの…」
「うんうん、病院で何針も縫ったっていってた…」
「え?だったらそのケガ、今も残ってんじゃない?」
何針も縫ったなら残ってると思うんだけど…。
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「広美がんばって!」
「う、うん…」
ママが広美さんを応援した。後ろには皆いて見守っているようだった。
「確認の為とはいえ、熱々のお茶を用意するとは…」
見ても分かるくらい湯気たってたんだけど…。あれを受けるおじさんは災難だと思うけど、仕方ない。
すると広美さんは上手くやったのか声が聞こえた。
「あの傷跡がない!!」
それが聞こえた瞬間、後ろに居た人達が前に出て、おじさんがいる部屋に向かった。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年2月28日 14時