感覚 ページ16
テニスする為に毛利さんが車を出して、新一、蘭ちゃん、園子ちゃん、そして世良真純と来たけど道中雨が降り出した。
近くにあったボウリング場に避難し遊んでる。
「やったー、ストライク!」
「蘭ちゃん凄ーい!」
「さすが蘭!」
「やるなぁ!」
テニスは残念だったけど、ボウリングも楽し…めたら良かったんだけど…。
「視線?」
「誰かに見られてる気がするとか、つけられてる気配とか、無いか?」
「無いけど…」
出かけたら明るい時間帯に帰るようにしてるし、遅くなった時は沖矢さんが迎えに来てくれてる。視線も感じない。
「でも何で?」
「罠にハメられかけたんだよ。ワザと隙を見せて出方を探られた」
「大丈夫なの?」
「あぁ…。だからもし何かあっても慌てず騒がず行動してくれ」
「分かった」
頷くと、次コナン君だよ、と蘭ちゃんが声をかけてきた。それに新一は、うん!と頷いて蘭ちゃんの元へ向かった。
「それで?誰なんだよ、ボクに会わせたい人って!」
世良真純が園子ちゃんに聞いていた。車の中で園子ちゃん世良真純に会わせたい人がいるって話してたな。
「あぁ、それは…土砂降りのテニスコートで4時間も待ってた人よ!今着替えててもうすぐ来ると思うから…」
「勿体ぶらずに教えてくれよー!」
そう世良真純が園子ちゃんに近づき首に腕を回して聞いた。
雨の中4時間も居たら確実に体調崩すなー…。なんて思ってると1人の男性が近づいてくるのが見えた。
あ…。と思ってるとその男性は世良真純の肩に手を置いた。
「何だお前…ボクとやろう…てのか!?」
「待ってその人は!」
「AA、しー!」
言おうとしたら園子ちゃんに止められた。世良真純は截拳道を男性に食らわせようとしてるけど、逆に足で腹を蹴られていた。
(痛そ…)
てか腹に蹴りって容赦なさ過ぎ…。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時