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まあこんな焦って考える新一を見る事は少ないので放置する事にした。Xの意味も平和といえば平和だし…。
「それより、ジョディ先生のマンションって逆方向じゃなかったですか?」
聞くと逆にジョディ先生が私達に聞きたいことがあるらしく、少し付き合ってほしいと言われたので近くのビルに入りカフェを探した。
「え?チカンにあってないか?」
「わたし達がですか?」
聞くと帝丹生徒が電車やバスの中で被害にあってるらしい。
けど電車もバスも使ってないし…例えそんな男がからんできても蘭ちゃんの空手でボコボコだ。
そう話すとジョディ先生はボディーガードですねー!と言うが少し雰囲気を変えて話し出した。
「でも気をつけてくーださい…。もしかしたらその相手はー家の近くまでしつこくつけ狙って息を潜めてスキをうかがっている…怖ーい怖ーい悪魔のようなストーカーかもしれませーんからねー…」
悪魔…。その言葉にゾワッとしたけど、家の近くでもそんな人は見かけてないし…。あのニット帽の男は怪しいけど、会ったのは偶然だろうし…。
「怪しい人を見かけたら、すぐに私に電話くださいねー!日本の人はストーカーの事、まだまだ甘くみてるからね!教えてくれたら、先生がそのストーカーにアメリカ流のおしおきしてあげまーす!」
意気揚々というジョディ先生とは違い新一は鋭い目をしていた。…ジョディ先生に何かあるのかな?
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月26日 17時